まった〜り資産運用日記

資産運用で日々学んだことや気づいたことなどを発信します

続く円高!!!FXの為替ヘッジはどうなったのか。。。

円高の流れが止まりません。

主に米国株に投資している投資家としては円安による含み益の増加も嬉しいですが、積立投資をすることを考えると行き過ぎた円安は嫌なものです。

なので、どっちかと言えば円高方向が歓迎です。

 

ついこの前までは強烈に円安が進行し、一時は150円を越えるところまで行きました。

日銀は必死に為替介入をするものの「米国との金利差が縮小しない限り、為替介入の意味なし」と言われていました。

 

ところが流れが変わったのは、10/21に日銀が実施した最大規模の為替介入。

www.bloomberg.co.jp

チャートで見ると白丸のところが為替介入したポイントで、その日をピークに下落を開始しているのが分かります。

ドル円チャート

ダラダラと下降をはじめた後にとどめとなったのが、上記チャートの白点線丸で書いた日に起きたインフレ指標によるショック。

ショックと言っても

  • インフレ予想値;+7.9%
  • インフレ発表値;+7.7%

と、予想値をわずかに下回っただけです。

依然として高いインフレ指標であるにも関わらず、予想値との0.2%の違いだけで、一気に円高の流れとなり、ピーク値151円から今日時点で17円も円高に振れています。

 

そして昨晩米国の雇用統計が市場予想を上回る増加となりました。

www.bloomberg.co.jp

本来であれば、

  • 雇用統計増→
  • 賃金上昇、景気拡大、需要増→
  • 更なるインフレ→
  • インフレ抑制のため金利上昇→
  • 更なる金利差拡大による円安

となるはずです。

昨晩一時は円安方向に動いたものの、すぐに元の円高方向に戻っていました。

 

同じニュースであってもその時のチャートの状況によって市場の受け取り方が違うところが面白いところです。

 

ニュースによって右往左往することがいかに馬鹿馬鹿しいことか分かります。

 

 

 

 

で、自分の状況を整理しましょう。

以下の記事でドル売りヘッジを行ったと書いたのは記憶に新しいところです。

www.kuwanyanblog.com

その時のポジションがこれ↓

今は134円なので、ざっくり

  • 11円×70,000=770,000円

ぐらいの利益でしょうか。

 

実際のナウな口座状況を覗いてみましょう。

・・

・・・

平均約定価格もポジション数も変わってますね。

 

何があったのか?

 

 

正直に申し上げると、売りポジを持ってからやはりニュースが気になり、下心が生じ、右往左往した結果、

  • 142円近辺まで上昇した時に、利益がなくなるのが嫌になり利確
  • 再度下落し始めたのに乗り遅れまいと、ポジション持ち直し

という感じです。

 

約3年ぶりのFX参戦でしたが、思い出しました。

FXが苦手ということを。

ここ3年間まったりと積立投資だけに専念してきた結果、短期売買の欲望・恐怖とは無縁でしたが、久しぶりにこの感覚を思い出しました。

 

今FXの利益は含み益を合わせると50万円程度あるので、少なくとも今回の戦いはプラスで終わりたい。

 

長期戦に持っていけば利益になる確率が高いとは分かっているものの、なかなかできない。

人間だもの。

 

あー早くFXやめたい。

 

じゃ。

 

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【ザ・ロスチャイルド「大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語」】

ロスチャイルド家については今も世界を裏で牛耳っているなどの陰謀論で取り上げられることが多いです。

そんな中、比較的中立的に書かれているということで読んだのが、林千勝著「ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語」です。

 

いつも本はKindleで読むのですが、この本については電子版がなかったため、久しぶりに書籍を購入し夏休みの帰省中に一気に読みました。

 

帰りの新幹線で読み終わったのですが、降りる時に座席に忘れてしまい、今家にはカバーだけが悲しく残っています。

駅員さんは謎の怪しい本が所々折り目が付けられて置いてあると思ったことでしょう。

 

ということで記憶を頼りにロスチャイルド家について徒然なるままに書き綴ります。

こんな動画もあるので参考に。

www.youtube.com

先ほども書いたようにロスチャイルド家陰謀論などで取り上げらることも多く、実際そういった本もあります。

 

この本に書いてある内容が全て史実かどうかという疑問が残る部分もありますが、世界のお金を牛耳っている人たちがどういった思考をするのかとても参考になります。

 

ロスチャイルド家についてざっくりと書くと以下のようになります。

  • 1700年後半にユダヤマイヤー・ロスチャイルドから始まる
  • マイヤーはユダヤ人が得意とする金融業で利益を得る
  • マイヤーは5人の息子をヨーロッパの主要都市(フランクフルト・ウィーン・ロンドン・ナポリ・パリ)に送り込み情報ネットワークを作り、金融業をさせる
  • ロンドンに送り込んだ三男ネイサン・ロスチャイルドが1815年のワーテルローの戦いの勝敗について情報網を駆使して莫大な利益を上げる
  • 金融を武器に政界・王室への影響を持つようになる
  • ロンドンをはじめ世界の中央銀行のシステムを作る
  • 第一次世界大戦で莫大な利益を上げる

ロスチャイルド家の最盛期には世界中の富の半分を牛耳っていたという記述があり、その凄さが分かります。

 

今回の本は第一次世界大戦が終わるまで書かれており、今後続編が出る感じですね。

 

ロスチャイルド家が有名になった上記ワーテルローの戦いは、

  • フランスがロシアと戦い、ロシアに勝てば今度はイギリスに攻めてくるという状況
  • フランスがロシアに勝てばイギリス公債は暴落、負ければイギリス公債は暴騰
  • 情報網を駆使してネイサンはフランスがロシアに負けたという情報をキャッチ
  • 通常ならイギリス公債を買うところ、ネイサンはイギリス公債を売った
  • 周りの人は情報通のネイサンが売ったのだから、フランスが勝ったと思いイギリス公債を売り叩き、イギリス公債は暴落
  • 裏でネイサンは紙屑となったイギリス公債を買いまくる
  • フランスがロシアに負けたという報道によりイギリス公債暴騰
  • ネイサン爆益

という流れです。

この時得た利益をもとに金融業、鉄道業でさらに利益を重ね、イギリス王室を借金まみれにして裏で操るようになりました。

ついには通貨発行機関である中央銀行設立にも携わるようになり、まさに世界の金融を操るようになりました。

第二次世界大戦までは世界の金融の中心はロンドンで、そこをロスチャイルド家が抑えていたということからもその影響力が分かります。

 

戦争についても彼らにとってはいいビジネスで、味方にも敵にもお金を貸し出し、メディアも操り、巧みに戦争に持っていく様は恐ろしささえ感じました。

 

旧約聖書にもいかにユダヤ人が虐げられていたかが書かれていますが、言葉では表せない感情の裏返しからこういった行動に出てくるのでしょうか。

読んでいて「国は持たないけどユダヤ人同士で連携して、世界を操作してやろう」という意志が感じられます。

 

この本は淡々と「〇〇年にネイサンが〇〇し、資産が10,000倍になった・・・」と事実を書いていくというスタイルで、退屈ではあるものの誇張がない感じで途中から慣れてきました。

是非続編が読んでみたい本です。

 

この本を読んでいると世界の金融を動かす層が考えることが見えてきます。

いつも時代も同じで悲しいかな「戦争はビジネスになる」という点です。

こう言った視点で今の世の中をみてみると違う視点が見えてきます。

 

紛争の影には必ず利益になっている層がいます。

今海外で起きていることについても、一番利益になっている国はどこなのか。

金融を動かす層が考えることは怖い。

 

メディアに踊らされず自分で考える一助になる本ではと。

 

じゃ。

 

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ドル売り為替ヘッジを行いました

今週はものすごい勢いでドル円が下落しました。
理由はアメリカで発表されたインフレ指標であるCPIが予想よりも低かったからです。
ドル下落の原因を簡単にまとめるとこんな感じ。
  • インフレが予想より抑えられている
  • →ドル金利上昇が抑えられる
  • →予想より米国と日本の金利差が広がらない
  • →ドルの魅力低下
  • →ドル売り
 

それにしてもこれほどまで下落速度が早いとは思いませんでした。

調べてみると1日当たりの下落幅としてはリーマンショック以来のようです。

円安の流れが止まらないという世間の風潮から多くのドル買いが生まれ、予想に反するCPIの結果により利確・ストップロス・投げ売りを含み短期間に大きく下落した感じでしょうか。

 

さて私自身ドル建て資産をたくさん持っているので、円安の恩恵を受けている今のうちに利益を確保するためにドル売りヘッジをかけると先日の記事で書きました。

www.kuwanyanblog.com

来年がドル金利のピーク予想だったので、もう少しドルを売るのは先になるかなと思っていました。

 

150円近辺でパラパラと売り始め、週足ボリンジャーバンドの+2σ(145円ぐらい)を割ったら大量に売ろうという戦略を持っていました。

ドル円週足チャート

なのでドルについては今週も注意深く相場を見ていましたが、週の半ばで週足ボリンジャー+2σを割るのが濃厚にみえ、急遽売りポジションを持ちました。

 

現状のポジションは以下の通り。

  • ドル円;売
  • 数量;7万ドル(1015万円分)
  • 平均売値;145.128円

先日の記事に書いたように1000万〜2000万円程度は売りポジションを持ちたいと思っていたのですが、予想外に下落速度が速く、予定していた下限の1000万年分の売りポジションとなっています。

 

価格的に結構下落しているので、もうこれ以上は売るのが怖くこのままのポジション量で利益になるのを待とうかと思います。

 

ちなみにドル円の売りはマイナススワップ(毎日金利差を払い続ける)なので、長期投資には適していません。

ざっくり1ヶ月のマイナススワップを計算してみます。

  • -150円×7万×30日=-31,500円/月

結構スワップの支払いが多いのがわかります。

1年ダラダラと保有すると約−36万円のスワップの支払いが発生します。

バカにならない金額ですね。

 

今後の予想を見ると1年後に1ドル=140円というのもあり、利確タイミングが難しいところです。

jp.reuters.com

マイナススワップがなければ長期ホールドでも良いんですが、そういうわけにもいかず、意外と為替ヘッジをするにしてもスワップという手数料が掛かるためそんなにうまい具合に利益にはならなさそうです。

 

短期間に30円ぐらい下げてくれれば別ですが。

ちなみに月足ボリンジャーの+2σ(135円ぐらい)を下抜けるともっと大きな下落に突入していきそうな感じがしています。

ドル円月足チャート

まぁこの先もボリンジャーバンドを見ながら利確のタイミングを図っていきます。

 

じゃ。

 

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債券投資の失敗。。債券以外の候補を考える

この度ポートフォリオの一部に組み込んでいた債券を売却しました。

投資の教科書には「ポートフォリオの一部に債券を組み入れることで、ポートフォリオ全体の値動きが滑らかになる」ということが書かれています。

 

が、実際はどうだったのでしょうか。

米国株に投資するVTIと米国債券に投資するAGGのチャートを比較してみます。

結果はご覧の通り、

  • VTI(青);−16.2%
  • AGG(緑);−15.3%

全然ポートフォリオが滑らかになりません。

 

なんでこんなことになったのか?

それは米国FRBのQT(量的引締め)が原因です。

QTによってFRBが大量に保有していた国債を売り放ったため、債券価格も大きく下落していきました。

 

その結果が上記チャートです。

 

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者、レイ・ダリオ氏も個人投資家は株価の変動に耐えられないため、ポートフォリオに債券を組み入れることを勧めていました。

 

しかし、以下の記事にあるように昨今のFRBによる債券すりまくり→金利低下により「現金・債券保有は愚かだ」というほど意見が変わっています。

www.bloomberg.co.jp

では何に投資すればいいんでしょうか?

現金で保有するというのは一つの手だとは思います。

しかし、現金にもいろいろあり、今回の円安状況を見ると「円」だけを保有しておくというのはかなりのリスクだと思います。

www.kuwanyanblog.com

実際円安によってiPhone価格が大きく上昇するなど、円安の効果が目に見えるようになってきました。

株を購入している方であれば、円安によりドルの調達コストが上がっているのを身に染みているでしょう。

 

現金以外のポートフォリオ候補としては物価連動債という手もあります。

これはインフレに応じて元本が調整される債券です。

物価連動債※wealthnavi HPより

先ほどのチャートにTIP(物価連動債;黄色)を追加してみます。

ちょびっとだけ物価連動債の方がいい成績ですね。

 

こう見るとその時々の相場は、

  • 為替の状況
  • インフレの状況
  • 金利の状況

などなどの影響を大きく受けるため、一概に何に投資すればいいというものではないことが分かります。

 

ということは、日頃から広く分散されたポートフォリオを準備していることがいろんな相場に対処できていいのかもしれませんね。

 

投資は奥が深いね。

 

じゃ。

 

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円安による株式評価益を確保するために為替ヘッジを考える

円安が続いていますね。

この記事を書いている時点では1ドル147.7円となっています。

一時は151円まで行きましたが、為替介入が行われた模様で、少し下げています。

ただ構造的な問題が解消されない限り、円安の流れは止まらないでしょう。

 

さてそんな円安ですが、海外の株式に投資する投資家にとっては悪いことばかりではありません。

 

そうです、円安により評価額がモリモリになっている事件です。

今回はそんなモリモリの評価額を少しでも維持できる為替ヘッジについて書きたいと思います。

現状の株式相場

ここ1年で株式相場は大きく値下がりしています。

VTIチャート(ドルベース)

この図は米国株式に投資するVTIのチャートですが、インフレとFRBの急速な利上げに苦しむ中、ここ1年で約19%下落しています。

 

私はVTIに米国のETFにドルで投資しているので、上記のようにドルベースでのチャートをよくみています。

 

ただ円ベースでのチャートだとどうでしょう。

VTIチャート(円ベース)

同じVTIですが円ベースで見るとここ1年で約+4%。

 

最近はこのブログでも下落下落と書いていましたが、投資信託に投資する人にとっては全然下落していなかったんですね。

すみません。

 

ただ円ベースのVTIチャートを見ると気付きづらいかも知れませんが、ドルベースで下がっているのに円ベースだと下がっていないのは、円安の効果があるからです。

2021/10~2022/10 ドル円上昇率

実際ドル円はここ1年で30%ほど上昇しています。

 

なので今のVTIは円安によって見た目の評価額が増えているようなイメージです。

今の円安の要因は日米の金利差が大きいと言われていますが、この日米金利差がない場合は、やはり1ドル100円〜120円ぐらいが適正レートではないでしょうか。

 

となると、将来やはり今よりは円高方向に進むと見るのが妥当で、今のモリモリになっている評価額をなんとか維持したいと思うわけです。

 

とはいえ、長期の積立投資をしている以上、持っている株は売りたくないし「どうにかならんかな〜」と思っていました。

 

そこで思いついたのが、ドルを空売りして円安の利益を確保する為替ヘッジです。

為替ヘッジのやり方

為替ヘッジについて簡単に解説します。

上記の場合の1株あたりの利益は以下の通りです。

  • ドルベースの利益=(120−100)×1株=20ドル
  • 円ベースの利益=100ドル×150円-120ドル×100円=-3000円

ドルベースでは利益が出ていますが、円高に振れたため円ベースで見るとマイナスになっています。

 

続いて150円の時に100ドル分売って為替ヘッジした場合は以下の通り。

  • 為替ヘッジ(150−100円)×100ドル=5000円
  • 円ベースの利益=−3000円+5000円=+2000円

と、こんな感じで為替ヘッジしたことにより利益を確保できました。

見てわかるように株への投資ではドルを買って、通貨ではドルを売る反対売買をするのが為替ヘッジです。

 

このやり方はヘッジファンドがよく使うやり方です。

 

で、これをやるには以前やっていたFXが手軽に出来て最適です。

ということで、FX口座を再度開設しました。

以前使っていた外貨EXで再入場させていただきます。

 

ちなみにドルを売るということは、円を買うということです。

ドル円チャートの縦軸を反転して現状を見てみましょう。

ドル円チャート(縦軸反転)

いかに円が売られているかが分かりますね。

ドルをいつ売りましょうか

問題は「いつ売るねんっ!」っちゅう話です。

為替介入があり大きく下がったものの、日米の金利差が大きい限りまだまだドル高になりそうですね。

 

そこでいつも相場の全体感をつかむのに参考にしているイーグルフライでいい動画がありました。

www.youtube.com

動画の中で述べられているドル円の反転条件は以下の2つです。

  • 日米の金利差がピークを迎えた時
  • 日本の貿易赤字が解消される時

まず日米金利差については以下のチャートが頭打ちになる時です。

予想としては来年あたりにFRBの利上げは一服すると言われています。

日米2年債金利差※動画より引用

貿易赤字が反転する時

日本の貿易収支※動画より引用

この2つを注視しようとのことでした。

というわけで今年から来年ぐらいにかけて上記2点に注目しながら、1000万〜2000万円ぐらいのドル売りポジションをレバレッジ3倍以内で持とうかと思います。

 

でも現状でドルを売ると1万通貨あたり150円程度のスワップを支払う必要があります。

10万通貨を1年間売り続けると

  • -150円×10×365日=-547,500円

スワップだけでも結構なマイナスになります。

ので、売りポジを持つときは慎重に、1年以内の短期決戦に持ち込みたいと思います(絶対にレバ3倍以内)!

 

じゃ。

 

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相場のボラティリティは費用として考える

昨今の株価の下落を受けて動揺している方も多いのではないでしょうか。

投資の本などを読むと、「積立投資は毎月一定額を買い付けるため、株価が安い時にはたくさん買って、株価が高い時には少なく買うドルコスト平均法という戦略をとる」などと書かれたりします。

 

ドルコスト平均法では将来的な利益を考えると、株価が安い時が続きその間にコツコツと書い続ける方が、その後の株価上昇による利益は大きくなります。

 

確かに教科書通りでは上記の内容が正しいものの、私たちはどうしても以下のような利益のイメージを考えてしまいます。

投資による利益のイメージ

要は相場は右肩上がりに上昇し、自分の投資結果も複利によって常にプラスの状態になることをイメージしてしまいます。

でも実際のチャートはというと、こんな感じです。

VTI長期チャート

アップダウンを繰り返し、時には大きくマイナスになることがありながらも長期で見ると右肩上がりという感じです。

実際のチャートはこんな感じですが、どうしても投資を始めたばかりの頃は、毎日チャートをチェックし、自分の資産が今日は1%増えたとか減ったとかに一喜一憂しますね。

 

私も昔はそれが楽しみでした。

 

 

しかし我々長期投資家としては、このアップダウンの荒波を乗り越えなければなりません。

投資の格言にも「No free lunch(投資にタダ飯はない)」というものがあります。

格言となっているぐらいなので、タダ飯を食おうとして失敗した人がたくさんいたと言う事でしょう。

 

FXで損失が出てもロスカットが出来ず、最終的に数百万円の損失。。

私も投資でタダ飯を求めた結果大損したことがあります。

 

それはさておき、積立投資において私たちが支払う必要があるものは何でしょうか。

簿記の知識がある人なら分かるかと思いますが、利益は収益から費用を差し引いたものです。

商店がチョコレートを売る場合で超ざっくり説明します。

収益;チョコレートの売上=100円

費用;チョコレートの仕入れ=70円

利益;100円ー70円=30円

こんな感じです。

 

要は利益を得るためには収益(売上)があり、費用が必ずかかるというもの。

普通の企業活動を考えると当たり前のことですね。

 

これは投資でも全く同じです。

でも積立投資だとこの費用って分かりづらいですよね。

そこで以下に紹介した本に面白いことが書いてありました。

www.kuwanyanblog.com

「積立投資における費用=ボラティリティ(株価のアップダウン)」とのこと。

個人的にはこの内容がすごくしっくり来ました。

 

積立投資では、初めに設定だけしてしまえば基本的にはやることがほとんどありません。

 

でも実際は頻繁に相場をチェックし、経済関係のニュースや資産運用関係のブログを見ては、

  • 今が天井だから売り逃げたほうがいいんじゃないか?
  • 底値になるまで待って、反転するところで購入しようか?
  • 利益がたくさん出たので利確してしまおうか?
  • 損失が拡大するのが怖いから今のうちに売ってしまおうか?

などなどの悩みが生じます。

私も日々悩みながら投資をしております。

 

でも、安心してください。

それらの悩みは投資を行う上で必ず生じる「費用」だと割り切ってしまえば良いんです。

先ほどの図をもう一度見てみましょう。

この図の左下の費用は、将来利益を得るために必要なものです。

費用がなければ、チョコレートの仕入れ費用を払わずに、チョコレートの売上を上げようとするものです。

 

資産運用ではボラティリティはつきものです。

ボラティリティがなく相場が上昇していくことはありません。

 

なのでボラティリティは将来の利益を出すために必要な費用だと割り切って投資と付き合っていきましょう。

サイコロジー・オブ・マネー】から引用します。

投資をする人の多くは・・・代償を払わずにリターンを得ようとするのだ。

そのため、値下がりする前に売り、値上がりする前に買おうとするテクニックや戦略を採用しようとする。しかし少しでも投資をかじれば、ボラティリティが現実であり、よくあることだと気づく。

そして多くの人は、ボラティリティを回避しようとする。

だがお金の神様は、代償を払わずに報酬を求める人を好まない。

 

じゃ。

 

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不安定化する世界。世界経済ニュースのまとめ

最近また株価が急落してきていますね。

VTIチャート

年初来からみると現状では−23.6%となっています。

いったいどこまで下がるのでしょうか?

 

最近の世界情勢を見ていると、日本の円安問題、中国の住宅バブル崩壊、世界的なインフレなど不安要素が多いですね。

 

今回は最近の世界経済ニュースをまとめてみようと思います。

止まらない円安

先ほど米国株に投資するVTIが−23.6%と書きましたが、同じETFに投資する楽天VTIの結果を見てみます。

楽天VTIチャート

年初来からの下落率はたった-2.29%です。

これはご存知の通り円安が進んでいるためです。

ドルベースでは−23%でも円ベースでは−2%ということはそれだけ円安が進んでいるということ。

 

ドル円チャート

年初来からみると34円も円安となっています。

これは日本がゼロ金利政策を続ける一方、米国が急速に金利を上昇させているためドルに資金が集中しているためです。

 

円安に対抗するため日銀は24年ぶりに過去最大規模の為替介入を行いました。

www.bloomberg.co.jp

一時は4円程度円高に振れましたが、今は元の水準まで戻ってきています。

円買い介入をするにはドル資産を売る必要があるため、限界があります。

 

そのため為替介入の効果は一時的で、そもそも金利差を解消しない限り円高に持っていくのは難しそうな状況です。

中国の不動産バブル崩壊

リーマンショック以降、中国は投資主導で世界経済を引っ張ってきました。

しかし最近になって中国のGDPの25%を占める不動産市場が不況に陥っています。

発端は負債を元に成長を続ける不動産会社に中国政府が課した3つの規制です。

 

これによりいくつかの不動産会社がデフォルトとなり不動産価格が下落し、建設中のプロジェクトも中止という事態に陥っています。

www.nikkei.com

そして中国地方政府傘下の投資会社、融資平台の債務は1100兆円にのぼり、これらが不安定化しているとのこと。

 

ちなみに1100兆円は中国GDPの50%、ドイツGDPの2倍だそうです。

リーマンショックによる世界の損失が1000兆円と言われており、融資平台の債務規模の大きさが分かります。

世界の関心は、中国政府がこの不動産問題をどうソフトランディングさせるかというところですね。

EU経済の崩壊

さて米国が利上げをするといつも不安定化するのがEU圏です。

経済が順調な時はいいのですが、景気が悪くなると金融政策はバラバラなのに共通通貨を使っているという矛盾からでしょうか。

 

EUで起きていることをいくつか取り上げます。

イタリアで極右政権誕生

まずはイタリアで極右主導の政権が誕生しました。

www.nikkei.com

これによりイタリア国債金利は急上昇(価格は急落)しました。

イタリアはもともと政府の借金が多く、これを解消するためにいろんな構造改革(国民に我慢を強いる政策)を進めていました。

しかし国民の我慢の限界が来て、大衆迎合主義色の強いばらまき型の財政政策をとると期待される極右政権を選んだという状況です。

 

これに対する世界世論は、イタリア国債の急落という形で現れています。

英国の経済失政

続いて英国でも混乱が起きています。

インフレに苦しむ英国のトラス新政権が、財政ばら撒き政策を打ち出しました。

news.yahoo.co.jp

これによって英国債とポンドは急落しました。

英国中央銀行がインフレ抑制に取り組む一方で、政府がインフレを進める政策をとったため経済は大混乱。

 

アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状況で、通貨の売られ方をみると新興国に成り下がったとまで言われています。

欧州のエネルギー問題

欧州のエネルギーはロシアに大きく依存しています。

特に天然ガス

欧州のロシア天然ガス依存※日経記事より引用

もともと昨年あたりから天然ガスの供給が制限され、価格が急騰していた中でのノルドストリーム(ロシア産天然ガスを欧州に輸送するパイプライン)の破壊。

news.yahoo.co.jp

あかんことになっています。

欧州の天然ガスの価格はノルドストリームからの供給が絞られ始めてから1年間で6倍ぐらいまで高騰しています。

欧州天然ガス価格※世界経済のネタ帳より

これから冬にかけてますます天然ガスの需要が高まるシーズンを迎えるにあたり、エネルギー価格の高騰が経済に与える影響が懸念されています。

米国のインフレ

米国のインフレが止まりません。

www3.nhk.or.jp

これによりFRBは急速な利上げを実施。

通常0.25%ずつじわじわと利上げするところを0.75%と異例の利上げを3回も行なっています。

  米国金利 前差
2022年2月 0.25%  
2022年3月 0.50% 0.25%
2022年4月 0.50% 0.00%
2022年5月 1.00% 0.50%
2022年6月 1.75% 0.75%
2022年7月 2.50% 0.75%
2022年8月 2.50% 0.00%
2022年9月 3.25% 0.75%

現在のFRBは超タカ派と言われ、インフレを抑え込むなら経済がダメージを受けても構わないという姿勢をとっています。

この根底にはインフレを抑え込まないとさらに経済のダメージが大きくなるという考えがあります。

 

ただ日本の状況とは少し異なり、米国経済は好調で賃金も前年比5%以上も上昇しています。

とはいえ物価は8%以上も上昇しているので実質的にはマイナスですが。

まとめ

最近の世界経済ニュースをまとめました。

いろんなところにほころびが生じ、どこかが崩れると金融危機にまで発展しそうな状況です。

 

リーマンショックの際は中国が大型投資を打ち出し世界の需要を補い、さらに各国の中央銀行の大幅な利下げとばら撒き政策により、なんとか乗り切ることができました。

ただ今回は中国にそれほどの余力もなく、さらに世界的なインフレによりばら撒き政策も取りづらい状況にあります。

 

こんな状況の中、さてどうしましょうか。

とりあえず未知の世界へ突入するということで、心を落ち着けて傍観しましょうか。

 

じゃ。

 

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