まった〜り資産運用日記

資産運用で日々学んだことや気づいたことなどを発信します

FXでスワップと値上がり益を狙う投資は有効か?失敗談

過去の失敗を振り返るシリーズ第2弾はトラリピでの失敗に続き、またFXでの失敗を暴露します。

内容はタイトルの通り、FXのスワップ投資プラス値上がり益も狙いに行くという欲張りな戦略を立てて挑んだものの、損失に終わったという話です。

■FXのスワップ+値上がり益を狙う投資で目指したもの 

まずは何がしたくて、どういうことを目論んで投資の判断をしたのかを解説します。

まず投資対象は、今回の記事では単純化するために私が実際に投資したもので、日本の投資家に人気の高い「豪ドル円」に投資した場合とします。

投資時点での豪ドル円の状況

豪ドルというのはオーストラリアの通貨で、金利が日本に比べて高いため、毎日金利差分のスワップというのがもらえます。

1万豪ドル(レバレッジ1倍だと80万円ぐらい)買うと大体1日あたり50円のスワップがもらえました。

 

さらにオーストラリアは資源が豊富でS&Pムーディーズなどがつける国の格付け(安定度)では常に最高ランクです。

このことからも長期投資に向いているという判断をしました。

 

私が投資を検討した2018年6月の豪ドル円のチャートを掲載します。

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ドル円チャート

2009年以降のチャートですが、下限は75円程度、上限は100円程度で、2018年6月は82円程度なので、底値近辺の価格であったと判断できます。

これならスワップももらえて、さらに値上がり益も期待できそうです。

 

我ながら論理的な判断をしているつもりになっていました。

投資時点での利益の予想

続いて投資をしようと判断した時点で目論んだ利益予想について振り返ってみます。

FXで重要なのはレバレッジです。

このレバレッジを高くしすぎると価格が大きく下落した時にロスカットと言って強制的に決済されて、損失だけが残るという現象に陥ってしまいます。

 

私は慎重に長期投資をしたかったため、レバレッジは3倍としました。

投資金額を100万円、スワップは1万豪ドルあたり50円/日とすると以下のようになります。

豪ドル価格 83.25円
投資金額 100万円
保有数量 3.6万豪ドル
スワップ 65766円/年

そして値上がり益の方は3年後の2021年5月で1豪ドルあたり100円まで上昇したと仮定しましょう。

先程の過去のチャートを見ると、有り得そうな予測です。

 

この場合の値上がり益とスワップの合計は、以下の通りです。

投資金額 100万円
保有数量 3.6万豪ドル
値上がり益 60.3万円
スワップ 19.7万円
合計利益 80万円

3年間投資して100万円の投資金額が180万円になる予想です。

全体では80%UP、スワップだけで20%近い利益です。

年率に換算すると21.6%の利益率です。

 

まぁ3年後に1豪ドルあたり100円まで上昇するというのはかなり楽観的ですが、スワップが黙っていても毎年投資額の6%以上ももらえるので、豪ドルが上昇するのを待っておけば、年率10〜15%以上は行くというのが当初の目論見です。

何があった?

何があったんでしょうか?

年率10〜15%の安定的な利益予想で、レバレッジは低めの3倍なのに。

私も記事を書いていて、何があったのか?と思います。

 

まずスワップの方ですが、大体以下の表のように推移しました。

  ドル円スワップ
2018年 50円/日
2019年 20円/日
2020年 3円/日
2021年 0円/日

スワップが0円て。。。

リーマンショックの際でも1日20円ぐらいはもらえていました。

想定の範囲外というやつですね。

 

そして豪ドル円の値動きはというと下図の赤枠範囲が私が投資を始めた2018年6月以降のチャートです。

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ドル円チャート続き

100円に近づくどころか、当初目論見の下限であった75円を大きく下回り、コロナショックの際に65円程度まで下落しました。

私はこの時点でロスカットにあいました。

 

ロスカットになったのは、欲望の塊となった私がレバレッジ3倍では抑えきれず、結局5〜6倍ぐらいまでレバレッジを上昇させたのが原因です。

 

たとえレバレッジを3倍に抑えられたとしても2021年5月時点で値上がり益による利益は、4万円ぐらい、スワップによる利益は6万円ぐらいかな。

合計で10万円ぐらいの利益、100万円の投資額からすると3年間で10%の利益、年率は3%強といったところです。

 

年率3%の利益を得るために起きたことは、コロナショックの際に豪ドル円が急落し、ガクガクブルブル状態で震える日々でした。

敗因は?

敗因の一つはスワップが変動したことです。

ドル円スワップがいつまでも同じだけもらえると予想したのが、そもそも馬鹿な話ですが。

 

スワップというのは各国が発表する政策金利によって変わってきます。

オーストラリアと日本の政策金利の推移を掲載します。

赤枠が私が投資を始めた後の政策金利です。

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政策金利の推移

投資を始めてからしばらくして段階的に下がり続け、現在では0近辺まで下がっています。

今更ながらスワップが変わらないと思った自分が馬鹿でした。

 

敗因2つめはレバレッジの高さです。

コロナショックでは投資した時から20円ぐらい下落したので、レバレッジ3倍だと保有数量が3.6万豪ドルなので、

  • −20円×3.6万豪ドル=−72万円

の損失で済んだはずです。

むしろこの後反転上昇しているので、ロスカットは免れたものと思われます。

 

でも正直ロスカットは免れたとしても、年率10〜15%の利益の可能性を追いかけて、これだけリスクを犯すのってどうなの?って感じもしますね。

■まとめ

私的には完璧な論理のもと、必ず利益になると思って望んだFXのスワップと値上がり益を狙う長期投資ですが、結局は損失となりロスカットという形で終わりました。

論理的に正しいと思ったときは、利益になることを確信しており、柔軟な思考ができない癖があるということも学びました。

 

過去にタイムマシンにのって戻れるとすれば「今すぐFXなんてやめて、インデックス投資でもやっとけ」と伝えてあげたいです。

 

FXは投資ではなく投機と言われますが、利益にできるタイミングと資金のコントロールができない私のような素人が臨んでも勝てることがないということです。

 

大人しくインデックス投資をコツコツと行うことにします。

 

 

私が資産運用についてまとめたHP→くわにゃんの長期資産運用

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楽天ポイント投資の特徴とメリット・デメリットを解説。Tポイント投資との比較も。

今回の記事では私が行っている楽天サービスを使ってもらえる楽天ポイントを投資に使える楽天ポイント投資と他の投資方法について比較して紹介したいと思います。

楽天ポイント投資とは

楽天ポイントで投資ができるようになったのは2017年8月27日からです。

 

楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」がありますが、楽天ポイント投資に使えるのは「通常ポイント」だけです。

 

さまざまな証券会社が独自のサービスを提供しようと頑張っていますが、たくさん貯めやすい楽天ポイントが投資に使えるというのはかなり良いサービスだと思います。

 

以下の図は私が楽天ポイント投資をしている結果ですが、2年ちょっとで20万円ぐらいになり、利益は6万円ぐらい出ています。

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楽天ポイント投資の実績

私が投資しているのは以下の5つの投資信託です。

  1. 楽天・全米株式インデックスファンド
  2. 楽天・全世界株式インデックスファンド
  3. 楽天・米国高配当株式インデックスファンド
  4. eMAXIS Slim国内株式(TOPIX
  5. たわらノーロード新興国株式

ご覧のように楽天ポイント投資は、普通に売られている投資信託を使って投資ができる優れものです。

 

2020年3月にコロナショックによる暴落がおきましたが、もらったポイントでの投資なので、損失を気にすることなく投資を継続することができました。

楽天ポイント投資のメリット

楽天ポイント投資のメリットはいろいろとありますが、一番はたくさん貯まりやすい楽天ポイントをポイントの使い道を考えることなく、投資に使えると言うところだと思ってます。
 
もらったポイントでの投資なので、損失もあまり気にすることはないですし。
 
各証券会社があの手この手でサービスを展開し、新規顧客を獲得しようと躍起になっています。
 
2021年5月時点ではこの楽天ポイントの貯まりやすさとサービスの連携により楽天証券野村証券の口座数を抜き、1位のSBI証券に追いつく勢いまで急拡大してきています。

楽天ポイント投資のデメリット

楽天ポイント投資はメリットしかないように思えますがデメリットもあります。

 

それは投資した楽天ポイントが損失する可能性がある問題です。

 

投資なので当然ながらリスクはつきもので、当初投資した金額より少なくなってしまうことがあります。

長期で保有すれば値上がりする可能性は高いものの、短期ではやはりアップダウンは免れません。

 

タダでもらったポイントとはいえ、当初より少なくなってしまうとショックは受けるはずです。

■Tポイント投資との比較

私は楽天カードをメインカードにしているため楽天ポイント投資に的を絞って行なっていますが、楽天以外にもいろいろなポイント投資サービスが出てきています。

 

ここでは楽天ポイント投資サービスとTポイント投資サービスを比較してみたいと思います。

サービス名 提供元 投資対象 手数料
楽天ポイント投資 楽天証券 株・投資信託 無料
Tポイント投資 SBI証券 株・投資信託・FX・仮想通貨 無料


2019年4月から開始されたサービスで、Tポイント1ポイントを1円相当としてSBI証券で運用できるというものです。

しかも個別株式を1株単位で買い付けることができます

 

通常は株式を買うためには単元株といって100株や1000株単位で買い付ける必要がありますが、Tポイント投資であれば1株数百円から買い付けが可能です。

楽天ポイント投資と同じように投資信託の購入ももちろんできます。

 

Tポイント投資のさらに良いポイントとしては別途口座開設すればFXや仮想通貨にもTポイントを使って投資ができるところです。

 

Tポイント投資のデメリットとしては、楽天ポイントほどポイントが貯まりにくということでしょうか。

まぁこの辺りは使い方によって違ってくるかとは思いますが。

 

ここ数年ネット証券を複数使っていますが、SBI証券にしろ楽天証券にしろサービスの展開が早いですね。

 

Tポイント投資は以前は手数料が取られていましたが、今では無料となりました。

ネット証券の中でも楽天証券SBI証券が人気が高く、ポイント投資のサービスを比較しても同じぐらいの使いやすさで良いサービスになってきた印象ですね。 

■まとめ

楽天ポイント投資の特徴とメリット・デメリットについてまとめました。

さらに楽天ポイント投資とTポイント投資を比較して両者の特徴をまとめて解説しました。

 

後発として始まったTポイント投資ですが、初めは手数料が取られたりしてイマイチだったものの、今は手数料も無料になり、楽天ポイント投資と同様に使いやすいサービスになったと言うイメージです。

 

私が投資を始めたときにこういったサービスがあれば投資を始めるハードルが小さく、もっと早くに投資を始めていたかもしれません。

 

今では大学生でもクレジットカードを持っている人は多いので、若い時からポイント投資で投資デビューができると投資が身近になって良いですね。

 

米国個別株で高配当投資。私のポートフォリオの作り方

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今回の記事では米国個別株を使って高配当投資をする場合のポートフォリオの作り方について解説します。

高配当株投資に興味のある方は参考にしてください。

■高配当ポートフォリオの作り方

ポートフォリオの作成はたった3つのステップでできます。

  • STEP1;投資する銘柄数を決める
  • STEP2;投資する銘柄を決める
  • STEP3;投資セクターの分散を考える

STEP1;投資する銘柄数を決める

インデックスファンドやETFへの投資だとたった1つの銘柄への投資でも、それだけで数百の銘柄に分散投資されることになりますが、個別株への投資の場合はある程度自分で銘柄分散を考える必要があります。

 

とはいえやみくもにたくさんの銘柄に投資してもメンテナンスの手間が増えるだけなので、10社から20社程度がいいかなと思っています。

 

私の場合は14銘柄です。

STEP2;投資する銘柄を決める

個別株に投資したことがない方にとっては、インデックスファンドやETF以外で自分で投資銘柄を選ぶのは時間もかかり難しいかと思います。

 

そこで私の場合は米国高配当株に投資することで有名なETFのVYMとHDVを参考にすることを考えました。

 

以下に私がポートフォリオを組んだ2018年11月時点のVYM、HDVの組み入れ銘柄上位10位を掲載します。

  VYM HDV
1位 JPモルガン  エクソン・モービル 
2位 エクソン・モービル  ジョンソン&ジョンソン 
3位 ジョンソン&ジョンソン  ベライゾン  
4位 ウェルズ・ファーゴ  シェブロン
5位 シェブロン  ファイザー
6位 AT&T  P&G
7位 インテル  シスコ
8位 ファイザー  コカ・コーラ
9位 ベライゾン  メルク
10位 シスコ ペプシコ

金融、エネルギー、生活必需品を扱う企業がランクインしています。

世界中で活躍する有名企業が多いですね。

 

これらの銘柄以外にも高配当株投資として検討した銘柄を掲載しておきます。

STEP3;投資セクターの分散を考える

続いて考えるのはセクターの分散です。

セクターとはハイテク株・生活必需品などの大枠のことです。

景気には好況と不況のサイクルがあり、以下のような景気サイクルを繰り返します。

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景気のサイクル

セクターごとにこのサイクルで得意な場面が異なります。

例えば好況期にいい成績をあげるセクターだけに集中投資してしまっていると、不況期になるとポートフォリオ全体が大きく下落する可能性が高くなります。

 

そのためポートフォリオを考える場合は、銘柄数を分散させるだけでなく、自分のポートフォリオにおけるセクター分散も考える必要があります。

 

米国株には銘柄ごとに11種の投資セクターに分けられており、年間のパフォーマンスはその年によって異なります。

 

参考にここ10年のパフォーマンスと景気サイクルのどの時期にパフォーマンスを発揮しやすいかを一覧にします。

セクター 成績 サイクル  
情報技術 11.18%  回復  
ヘルスケア 10.31%  不況
一般消費財   9.92%  好況
生活必需品  8.73%  不況
公共事業   7.16%  不況
資本財   6.88%  好況
素材  5.51%  好況
不動産  4.26%  回復  
通信サービス   4.02%  不況
エネルギー   1.78%  後退
金融  0.21%  回復  

好況時に強いのは一般消費財などのお金に余裕のある景気がいい時に消費されるものとなっています。

そして不況時に強いのは生活必需品などの不況であっても生活に必要なものです。
 

セクターにこだわりすぎると泥沼にはまってわけがわからなくなるので、ある程度分散させればいい程度に考えればいいと思います。

■私のポートフォリオ

最後に銘柄数・銘柄分散・セクター分散を行なった私のポートフォリオを掲載します。

銘柄 セクター サイクル
ジョンソン&ジョンソン  ヘルスケア 不況
エクソン・モービル  エネルギー  後退
ファイザー  ヘルスケア 不況
シスコ 情報技術 回復  
シェブロン エネルギー  後退
ベライゾン  通信サービス  不況
インテル  情報技術 回復  
AT&T  通信サービス  不況
ウェルズ・ファーゴ  金融 回復  
JPモルガン  金融 回復  
P&G  生活必需品 不況
コカ・コーラ  生活必需品 不況
メルク ヘルスケア 不況
ペプシコ 生活必需品 不況

全部で14銘柄です。

景気の循環サイクルでみてみると、回復4銘柄、後退2銘柄、不況8銘柄となっているので、景気後退期〜不況期にかけてパフォーマンスを発揮しやすいポートフォリオになっています。

ちなみに米国株は1株毎に取引できるので少額から投資可能です。

これらの銘柄に同じ配分で投資します。

■まとめ

私が投資している米国個別株を使った高配当株投資のポートフォリオの作り方を解説しました。

 自分が好きな企業や高配当な株だけを選んでいるとセクターが偏ってしまう可能性があります。

ある程度でいいのでセクターの分散も考えていると景気のサイクルに踊らされないような気がします。

積立投資を始めた2018年以降の下落相場で思うこと

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私は2018年の6月から米国株式に投資するVTIへの積立投資を開始しました。

その間に大きな下落局面が2回もありましたが、現在ではVTIの株価は最高値を更新している状況です。

 

積立投資の実態が分かるように私が投資を開始した2018年6月以降のVTIの株価と評価額の推移を解説します。

そして2回あった暴落局面でどういう行動が取れれば良かったのかも赤ペン先生的に見返したいと思います。

■2018年6月以降のVTIの株価

VTIというのは米国の株式3755社に投資するETFで、パフォーマンスとしてはS&P500と似通った動きをします。

 

VTIの2018年6月以降の価格の推移を1ドル=100円としてチャートで表示します。

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VTIの価格の推移

赤丸で囲ったように投資を開始したすぐ後の2018年12月とコロナショックが起きた2020年3月に大きな下落がありました。

特に2回目のコロナショックの際は最高値から40%近くも下落しました(上記チャートは月末の終値を使っているためそこまで下落していません)。

 

このような相場のなか毎月10万円ずつVTIに積立投資をした場合、評価額がどのように推移していったのかを確認してみます(私は実際にはVTI意外にも投資しているので、あくまで仮定の設定です)。

 

まずは2018年12月時点の積立額と評価額、損益をみてみます。

  積立金額 評価額 損益
2018年12月 700,000 631,589 -68,411

積立投資をはじめて7ヶ月でまだ積み立てた金額が70万円しかないので、2018年12月の暴落時でも−6.8万円と大した含み損にしかなっていません。

 

続いてはコロナショック前の評価益が最高となった2019年12月時点の積立額と評価額、損益をみてみます。

 

  積立金額 評価額 損益
2019年12月 1,900,000 2,123,040 223,040

かなりイケイケ状態ですね。積立金額は190万円で利益が22万円なので積立金額に対して10%以上の利益が出ています。

このころは利益が出ているので投資なんて簡単だなぁと思っていました。

 

そして、その後2020年3月のコロナショックを迎えます。その時の積立額と評価額、損益をみてみます。

  積立金額 評価額 損益
2020年3月 2,200,000 1,937,186 -262,814

2019年12月のプラス22万円から一転して、-26万円まで含み損が拡大しました。

これは月末時点の数字なので、もっとも下落した時には−51万円の含み損となっていました。

積立金額からすると25%も含み損となっています。

 

最後は最高値をちらほら更新中の現在の積立額と評価額、損益をみてみます。

 

  積立金額 評価額 損益
2021年5月 3,600,000 4,926,783 1,326,783

136万円の含み益で積立金額に対しては37%近くの利益となっています。イケイケです。

■2018年6月以降の相場から学ぶこと

私が積立投資を行った2018年6月以降の相場と評価損益のアップダウンから学んだことをまとめます。

  1. 積立投資を継続できて良かった
  2. 暴落時に追加で投資できればさらに成績はUPしていた
  3. 2018年6月に一括投資していれば良かった説も

順番に解説します。

積立投資を継続できて良かった

積立投資を開始した段階から2度の暴落局面と最高値を更新しつつある現状の評価損益を掲載しましたが、投資期間中結構アップダウンがあったのが分かるかと思います。

 

今は自動的に積立投資ができる証券会社が多いので、実際は評価損益は気にする必要がありませんが、投資を始めたばかりだとどうしても気になってしまいます。

 

本当に投資を始めた頃は、毎日証券口座にログインしては評価損益状況をチェックしていました。

 

あまり気にしすぎると、コロナショックで最大25%の含み損が発生した時なんかはもしかしたら投資をやめてしまった可能性もあったかと思います。

 

長い目で見れば株価は右肩上がりの傾向があるため、相場のアップダウンを気にせず淡々と積立投資をするのが良かったと思います。

暴落時に追加で投資できればさらに成績はUPしていた

2つ目は暴落時での行動です。

暴落時に積立投資を継続できれば○ですが、さらに勇気を振り絞って追加で投資をすることができれば◎でした。

 

ただ含み損が増えていく中で、さらに世の中のニュースでリーマンショック級に下落するとか、著名な投資家が〇〇億の損失とか流れていると、追加で購入するというのはなかなか難しいですね。

2018年6月に一括投資していれば良かった説

最後はもし投資を開始した時点で今の金額を一括投資していればという仮の話です。

2021年5月時点の投資金額が360万円なので、これと同じ金額を2018年6月に投資したと仮定した場合の投資金額、評価額・損益を掲載します。 

  積立金額 評価額 損益
2021年5月 3,600,000 5,532,408 1,932,408

もう一度チャートをみてみましょう。 積立投資よりも良い成績です。

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VTIの価格の推移

投資を始めた時に一括投資をするので投資タイミングは2018年6月時点です。

積立投資の場合は上記チャートのように右肩上がりが前提だと、積立投資による平均の買い価格も右肩上がりに上がっていき、一括投資に比べて利益が小さくなる傾向があります。

 

もし私に神の声が聞こえるなら、2018年12月の下落した段階で「今じゃ、今有り金、全プッシュじゃ!」と聞こえてきたかもしれません。

 

でも一括投資って怖いですよね。

 

まぁここで書いたのはタラレバの話ですが、私は一括投資でビクビクよりはコツコツ積立投資で投資を行い、まぁまぁの利益がもらえれば十分です。

■まとめ 

私が積立投資を行った仮定の成績を元に積立投資でどのように評価損益がアップダウンするのかを解説しました。

 

一番よくないのは、毎日ニュースや相場をチェックし、暴落が起きた時に怖くなったり、または欲が出たりして積み立てた資産を売却してしまうことです。

そうなると結局残ったのは損失だけ、という結果になってしまいます。

 

良い方法は一度積立投資の設定をしたら、投資をしたことを忘れることです。

そうすれば相場のアップダウンに合わせて一喜一憂することもなくなり、数年後には利益になっている可能性が高くなります。

 

このように積立投資においては「何もしない」というのも一つの選択肢だと思います。

 

 

私が資産運用についてまとめたHP→くわにゃんの長期資産運用

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FXのトラリピで損失になった件を振り返る。失敗談

今回の記事では私が昔運用していて大きな損失となった「トラリピ」について、何があったのか冷静になった今振り返ってみたいと思います。

■トラリピとは

FXが各国の通貨のやりとりであるため、基本的に先進国通貨同士であればある一定の幅で上下を繰り返すという特徴があります。

例えば私たちに馴染みの深いドル円のチャートだと以下のような感じです。

チャートの期間は2000年6月〜2021年5月です。

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ドル円チャート

チャートは覗いてみると分かるように細かいアップダウンを繰り返しながら、右肩上がりになったり右肩下がりになったり大きな波のように動きます。

 

このチャートの動き方を見て、

「投資なんてちょっと利益が出たら利益を確定し、下がれば買い直し、また利益が出たらすぐに売ってを繰り返せば簡単に利益が出るんじゃないか?」

と思ったことはありませんか?

 

その考えを自動化したのがトラリピです。

トラリピはマネースクエアが開発したシステムですが、他のFX会社も似たようなシステムを色々と提供しているので、今では人気のあるサービスです。

 

私も2018年ぐらいから一攫千金を狙って虜になりました。

 

トラリピというのは、まず自分で相場がどれぐらいの幅で動くかを予想します。

例えば下図の赤線のような感じです。

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トラリピのイメージ1

次に売買を繰り返す幅(トラップ幅)を決めます。

次の図の点線がトラップ幅です。

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トラリピのイメージ2

この2つの設定をするだけでトラリピが自動的に運用をはじめ、トラップ幅分相場が動くとその分利益が100円とか入ってきます。

 

運用上やることはこれ以上なく、非常に簡単です。

 

寝ている間も勝手に相場は動くので、起きてからスマホをチェックすると10回利益になりました的なメールが入っていることもありました。

 

 

これはインデックスの積立投資というなにもすることがなく、かつ利益も数年先にならないと出ないというつまらないものとは打って変わって、トラリピは毎月の利益が明確にでるので運用していて楽しいという感覚がありました。

 

コツコツと稼げる良いシステムで、「使い方次第では年利10%も楽勝じゃね?」と思いながら運用していました。

■トラリピで失敗した理由

ところがそんなに甘い話はありません。

 

トラリピはいかに相場がどの範囲で動くかを予想し、効率よく稼ぐかという投資手法です。

相場の動きが想定から外れてしまったり、レバレッジが高くなり過ぎれば、大きな損失になります。

 

例えば先程のドル円チャートの例では、レンジを大きく取りましたが、実際にあれぐらいの大きなレンジだとレバレッジが高くなったり、利益がすごーく少なくなったりします。

 

なので実際は次の図の緑線のようにレンジを狭くして、効率よく稼ぐことを考えます。

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トラリピの設定例

このレンジで相場が動いているうちは良いのですが、このレンジから外れると大きな損失になる可能性が高くなります。

例えばこの緑のレンジは2016年以降の5年ぐらいのチャートの値動きから決めていますが、この緑のレンジを外れない保証は当然ありません。

 

しかし、私の場合は実際に運用していると月間の利益率に目が眩み、冷静な判断ができなくなりました。

 

自分では管理できているつもりでもハイリスク・ハイリターンの投資になっていたということです。

 

実際の損益としては運用を始めて3ヶ月ぐらいは順調でした。

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トラリピの損益1

棒グラフが利益を確定した分で折れ線グラフが損失ポジションの含み損を考慮した評価益です。

この時点でトラリピを全て辞めれば6万円ぐらいの利益になったということです。

 

この後含み損は拡大します。

トラリピを運用して1年後の成績です。

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トラリピの損益2

はじめは毎月ちゃりんちゃりんと小金が入ってくるのは心地よかったものの、この頃には利益は良いから、せめてプラスマイナス0にしてくれと祈るような思いでした。

 

トラリピで損失になった理由は、相場を読むことができないのにFXで利益を上げることができると勘違いした点と、レバレッジを大きくしすぎたことです。

 

トラリピは相場を予測する必要がないとも言われたりしますが、安定的に株式投資を上回る利益を得るには、相場を読んで効率の良い設定にしないと難しいと私は思います。

■資産運用が苦痛に

トラリピで運用している時思っていたことは、

【利益が出ている時】

  • もっと利益が増えないか?
  • レバレッジをもっと高くできないか?

【損失が出ている時】

  • いくらまで損失が膨らむのか?
  • 相場は自分の思った方向に行かないのか?
  • 仕事中もチャートが気になる
  • 仕事が手に付かない

というように私の場合は利益が出ていても、損失になっても仕事に集中できず、ストレスを抱えるようになりました。

 

気がつけば私にとってトラリピの資産運用が苦痛になっていました。

 

インデックスの積立投資のように損失をチャンスとして受け入れるような悠長に構えることはできませんでした。

■まとめ

過去に犯したトラリピの損失体験についてまとめました。

あくまで私の体験ですので、反面教師として見ていただければと思います。

 

 

私が資産運用についてまとめたHP→くわにゃんの長期資産運用

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海外のETFに投資するデメリット

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前回は海外ETFに投資するメリットを解説しましたが、今回は海外ETFに投資するデメリットについて解説したいと思います。

■海外ETFに投資するデメリット

私が考える海外ETFに投資するデメリットは以下の3点です。

  1. 分配金に2重課税される
  2. 為替リスクを受ける
  3. 売買手数料とドル変換手数料と手間がかかる

分配金に2重課税される

海外ETFに投資する際の大きなデメリットは、ETFからもらえる分配金に二重課税されるというものです。

 

「二重課税ってなんだ?」って疑問に思いますよね。

 

二重課税というのは、米国のETFに投資した場合、米国の税金(約10%)と日本の税金(約20%)がダブルでかかり、合計で30%近い税金がかかるというものです。

 

投資信託のように分配金をもらわずに再投資すればいいんじゃないか?」と思う人もいるかと思いますが、ETFに投資した場合は分配金を必ず受け取る必要があり、分配金を受け取る度に必ず税金を払う必要があります

 

これが海外ETFに投資する際におこる2重課税問題です。

ただ2重課税で支払った税金のうち、米国課税分については確定申告すればある程度戻ってきます。

私は2重課税問題があるので毎年確定申告していますが、確定申告をしたことがない方にとってはめんどくさいことこの上ないですね。

 

私もできれば確定申告はしたくありません。

 

ちなみに私が試算したところ、海外ETFの経費率の安さとこの2重課税問題を考えると、海外ETF投資信託の成績は大体同じになります。 

為替リスクを受ける

続いては海外ETFは為替リスクをもろに受けるという点です。

私が投資している海外ETFは全てドルで投資をするため、ETFの価格の上下に加えてドルの価格の変動の影響も受けます。

 

例えば10万ドルの資産(1ドル100円なら1000万円)があるとしてドル円レートが100円→90円に円高が進んだ場合は、

・10万ドル×(−10円)=−100万円

の損失になります。

為替の変動だけで10%も資産価値が変わってしまうということです。

 

円高に進んだ場合はマイナスになりますが、海外ETFに投資するメリットの記事で書いた通り今後は緩やかに円安方向に進んで行くと予想しているので、ドルで保有することがプラスになる可能性があります。

 

日本の株式や債券に投資する投資信託であれば為替リスクはありませんが、海外に投資する投資信託は海外ETFと同じように為替リスクは受けます。

売買手数料とドル変換手数料と手間がかかる

売買手数料

最近はつみたてNisa制度の普及により、売買手数料が無料である投資信託が多くなりました。

その一方で海外ETFを買う場合には、私が使っているSBI証券だと売買手数料が買い付け金額の0.45%かかってしまいます。

 

例えば10万円分の海外ETFを買う場合には、450円分が手数料としてかかります。

そんなに大きな金額ではありませんが、投資信託が無料だとすると勿体無いですね。

 

数年前までは海外ETFや株式を購入するのに1回の取引で最低でも5ドルかかっていたので、少額で取引する場合は無駄な手数料を払っていました。

 

今は最低取引金額が撤廃されたので、少額であっても0.45%しか払わなくてよくなったので、制度的には改善されてきています。

 

手数料については各証券会社ともどんどん安くなる傾向なので、投資家にとってはありがたい投資環境になってきています。

ドル変換手数料

投資信託で投資するには日本円でそのまま買うことができますが、海外ETFに投資する場合は、以下の手順に書くように日本円と米ドルに変換する手間が余分に必要になります。

①日本円をドルに変える

②ドルで海外ETFを買う

③海外ETFを売却してドルを受け取る

④ドルを日本円に変える

めんどくさいですよねー。

 

投資信託だと買って売るだけの作業が、米ドルがかむことで余分な手間がかかります。

 

しかも米ドルに変換するときに手数料がかかります。

米ドルに変換するときにかかる手数料は証券会社によって異なりますが、私が使っているSBI証券だと片道4銭の手数料がかかります。

 

片道4銭というのは100万円投資する場合で片道(日本円→米ドル)400円の手数料、往復(日本円→米ドル、米ドル→日本円)で800円の手数料がかかります。

 

これが為替手数料です。

■まとめ

海外ETFに投資する際のデメリットについてまとめました。

主には余分な手数料がかかるというものですが、各証券会社の傾向としては手数料を安くする方向にいっているので、今後さらに改善されてくる可能性はあります。

 

ただ投資信託と比べると「手間」という点では海外ETFの方がめんどくさいというのは否めません。

 

トータルコストとしては投資信託も海外ETFもあまり変わらないので、手間をかけて純資産規模が大きく安定感がある海外ETFをとるのか、いやいやもっと簡単に投資がしたいと投資信託をとるのか、メリットとデメリットを天秤にかけて選んでみてはいかがでしょうか。

海外のETFに投資するメリットとは?

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私がメインで投資しているETFは上場投資信託と呼ばれ、簡単にいうと投資信託の透明性を高め、株と同じように取引時間中であればいつでも取引できるようにした商品です。

  

今回の記事では海外ETFに的をしぼって、海外ETFに投資するメリットを投資信託と比較して解説します。 

■海外ETFに投資するメリット

海外ETFに直接投資するメリットは以下の3点があげられます。

  1. 全世界で取引されるので流動性が高い
  2. 手数料が圧倒的に安い
  3. ドル建ての資産を持つことで通貨の分散になる

全世界で取引されるので流動性が高い

まず1つ目は流動性の高さです。

流動性が高いというのは、取引されている量が多いということです。

 

参考に私が投資している4つのETFの純資産残高(2021年5月時点)を掲載します。

銘柄  資産残高
VTI(米国株) 26兆2200億円
VEA(米以外先進国株) 10兆7000億円
VWO(新興国株) 8兆7110億円
AGG(米国総合債券) 9兆5197億円

2年前と比較すると特にVTIの純資産残高の増加が大きく、2倍以上になっています。

金融緩和の影響でETFにも大量の資金が入ってきているのでしょうね。

 

海外ETFとの比較として日本で人気の高いeMAXISシリーズの全てのファンドの合計純資産総額はちょうど1兆円を突破しました(2021年4月時点)。

 

この事実からするとVTIはeMAXISシリーズすべての投資信託の25倍の純資産総額なので、海外ETFが圧倒的な規模だというのがわかります。

 

商品が売られたのが海外ETFの方が前というのが理由の一つですが、もっとも大きいのは海外ETFは世界中の投資家に買われているという点です。

 

純資産残高・流動性が大きいということは、商品として安定しているということであり、これらの海外ETFは中途解約になるリスクが少ないと言えます。

 

長期投資で重要なことの1つは、長期間継続して投資を行うことなので、投資している対象が途中で無くなってしまっては、せっかく積み上げた利益に税金がかかってしまい、投資のパフォーマンスを下げる要因になってしまいます。

手数料が圧倒的に安い

先ほど説明した純資産残高が大きいということにはもう一つ大きなメリットがあります。

 

それは圧倒的な純資産残高を活かして、経費率を下げられるということです。

 

なぜならファンドを運営するのに例えば1億円のコストがかかったとしても、純資産が大きければ大きい方がかかったコストを回収するのに必要な経費率を小さく抑えられるからです。

・コスト1億円=純資産残高×経費率

 

参考に私が投資している4つのETFの経費率(2021年5月時点)を掲載します。

銘柄  経費率
VTI(米国株) 0.03%
VEA(米以外先進国株) 0.05%
VWO(新興国株) 0.10%
AGG(米国総合債券) 0.04%

比較として再び日本で業界最安の経費率をうたうeMAXISシリーズの似たようなファンドと比較してみます(2021年5月時点)。 

銘柄  経費率
eMAXISSlim米国株式(S&P500) 0.0968%
eMAXISSlim先進国株式 0.1023%
eMAXISSlim新興国株式 0.1870%
eMAXISSlim先進国債 0.1540%
 日本で業界最安の経費率を目指しているeMAXISシリーズでも海外ETFの経費率には追いつけていません。
 
同じような投資商品に投資するなら経費率は低い方がいいに決まっています。

経費率は保有している資産に毎年かかってくるものなので、長期的な投資成績に大きく影響してきます。

 

また最近はつみたてNisaの制度などが始まり、日本でも投資信託の経費率が注目されるようになり、経費率の安くていい投資信託がどんどん出てきています。

 

そのような状況の中で自分が投資している投資信託よりも安い経費率の商品が現れると、新しい商品に乗り移り、気がつけば自分のポートフォリオの投資銘柄が増えすぎて何をやっているのかわからないような状況に陥ってしまうことがあります。

 

海外ETFの場合は安定した低経費率なので、経費率で目移りすることが少なくなります。

ドル建ての資産を持つことで通貨の分散になる

みなさんの資産は日本円以外にもありますか?

多くの人は日本円のみで資産を持っているかと思います。

 

投資では分散投資が重要と言われますが、通貨の分散というのはあまり言われません。

これまでの日本は経済の規模がどんどん大きくなり、一時は世界2位までになりました。

今は中国に抜かれ世界3位ですが、今後はどんどん下がってくる見込みです。

 

そうなると日本円の価値も連動し、どんどん下がってくることが予想されます。

そこで活きてくるのが、通貨の分散です。

海外ETFにドル建てで投資することで、日本円以外の通貨に分散して持ったことになります。

これでちょっとは安心。

(海外に投資する投資信託を持っても為替変動の影響を受けるため、間接的には海外通貨の資産を持ったことになります。)

■まとめ

海外ETFへ投資するメリットを投資信託に投資する場合と比較して解説しました。

海外ETFに投資するのは少々手間がかかるものの、資産の安定性や安い維持経費率を考えると長期投資に向いていると思います。

 

興味があればトライしてみてください。