まった〜り資産運用日記

資産運用で日々学んだことや気づいたことなどを発信します

【サイコロジー・オブ・マネー】ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本

友人からのすすめでモーガン・ハウセル著;「サイコロジー・オブ・マネー一生お金に困らない「富」のマインドセット」という本を読みました。

ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本(ウォール・ストリート・ジャーナル)という評価のようです。

 

内容は一般的な投資本とはちょっと異なり、投資で成功するには頭の良さではなく、どのように振る舞うか=「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」というソフトスキルを身につけることが大切というものでした。

 

本書は20章にかけて「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」がいかに投資で重要なのかが解かれています。

 

その中で具体的な投資行動は以下の2点に集約されます。

  1. インデックスファンドに積立投資する
  2. 裕福であり続けるために倹約を続ける

結論だけ見るとどこかで聞いたことがある内容ですね。

それぞれを「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」の観点から見ていきましょう。

インデックスファンドに積立投資する

本書ではインデックスファンドへの積立投資の有効性が定量的に解説されています。

例えば1900年から2019年にかけての投資行動を以下の3つで比較します。

  1. 毎月1ドルずつ積立投資
  2. 毎月1ドルずつ積立投資→景気後退時は売却→底入れ後再投資
  3. 毎月1ドルずつ積立投資→景気後退半年後に売却→底入れ半年後再投資

いずれのパターンも投資額は同じです。

なんとなく高い時に売り逃げて、安い時に買いまくるパターン2が理想的ですね。

今の下落相場でも一度売却して、大きく下落した後に買い戻そうと企んでいる人も多くいることでしょう。

 

で、上記の結果はどうだったかと言うと、

  1. 435,551ドル
  2. 257,836ドル
  3. 234,476ドル

要は何も考えず積立投資した人が強かったと言う結果です。

ほぅほぅ、ならば市場の状況やタイミングなどを考えるのは無駄だと言うことです。

 

でもどうしてもパフォーマンスを上げようとして、なんとか最適な投資をしようとするのが人間というもの。

それが大衆心理であり、大抵の人が必然的に落ちいる間違いなのかもしれません。

 

また私が投資を始めたばかりの頃は個別株を調べて自分なりのポートフォリオを組み、インデックスに勝とうともがいていた時期もありました。

でも一時的には良かった時期があったものの、結局はインデックスには勝てず(以下記事)。

kuwanyan.com

そもそも世の中には失敗で溢れており、一部(テールイベント)の成功により成り立っています。

それは

  • 起業した企業のうち10年後に残るのは1割
  • パレートの法則(全体の8割の結果を優良な2割が生み出している)
  • 一部の優良部門が企業全体の利益を上げている(AWSなど)

などにも見られる現象です。

であれば個人の力で優良な株(倒産しない企業かつ利益を上げ続ける企業)を選び続けるというのは至難の技であり、インデックスのほうがパフォーマンスが良いというのはなんとなく分かります。

裕福であり続けるために倹約を続ける

通常資産を持たない状態から裕福になるには、リスクをとる必要があります。

大きなリスクを取れば取るほど早く裕福になる可能性はあります。

 

ただリスクを大きく取れる人ほど裕福になっても更なる高みを目指しアドレナリンは全開で、リスクを取り続ける可能性があります。

成功には運の要素も強く、いつまでも成功し続ける保証はありません。

先ほど書いた起業10年後に生き残る企業は全体の1割という例に見られるように、一時的に成功してもしばらくすると破産というパターンの方が多いのでしょう。

 

人間の進化の過程を考えてみても、生き残ったのは常に動物に襲われる危険を敏感に感じ、油断することなく、不安を感じていたホモサピエンス達です。

 

この教訓は現代の投資にも同じことが当てはまり、投資で裕福になったとしても、慢心することなく倹約を続けられる人が裕福であり続けられます。

 

これは実は億万長者は普通の地域にひっそりと暮らしていることを明らかにした本「となりの億万長者」につながるものがあるのかもしれません。

 

本書でも以下のように述べられています。

裕福さを保つ方法は1つしかない。それは、倹約と心配性の組み合わせだ。

こう考えると、私たちの心の中にある漠然とした不安感はDNAを通して脈々と受け継がれてきた祖先からの贈り物かもしれませんね。

まとめ

普通の投資本当は少し違った「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」という観点から投資を考えた本でした。

 

本書では、目的のない貯蓄の価値として「人生を自分でコントロールしているという感覚。それが最大の価値。」と述べられています。

 

目的のない投資の先には「人生の自由な選択肢」という一握りの人しか味わえない幸福が待ち構えているのかもしれません。

目指す価値はありそうです。

 

じゃ。

 

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株には平均回帰という性質があるので、まわりの情報に右往左往しないほうがいいのではという話

今年に入ってから株が乱高下しています。

年初から特にハイテク株を中心とするグロース株が売り込まれ、グロース株の終焉などと言われたりして不安になったりしました。

理由としては

  • FRBがインフレを抑えるために金利を上げる
  • 金利が上がると借入を主体とするグロース株の利益が低下
  • グロース株の株価が下落

という流れです。

 

年初からの株価チャートを見てみます。

2022年1月〜6月チャート
銘柄 投資対象 変動率
VOO(緑) S&P500 -19.9%
VYM(青) バリュー株 -8.0%
QQQ(黄) グロース株 -28.8%

この結果をみるとグロース株が大きく下落する中、バリュー株は横ばいで相対的に見ると好成績となっています。

長らく我慢し続けたバリュー株投資家に軍配が上がった格好です。

 

そんな状況下では当然ながらグロース株に対してネガティブな情報が出回ります。

www.morningstar.co.jp

おそらくSNSなどでもバリュー株よりの意見が多くなっていたことでしょう。

こんな情報ばかり見ていると「バリュー株に投資した方がいいのかな?」なんて思ってしまいますね。

 

ところが最近になると

  • グロース株>バリュー株

の風潮となり、気がつけば「バリュー株崩壊」なんて記事が出てくるようになりました↓

www.bloomberg.co.jp

チャートを見てみましょう。

2022年6月〜8月チャート
銘柄 投資対象 変動率
VOO(緑) S&P500 13.6%
VYM(青) バリュー株 7.9%
QQQ(黄) グロース株 18.0%

グロース株復活ですw

ちなみに両方のチャートをみるとVOO(S&P500)がちょうど真ん中の成績というのが面白いところです。

バリューもグロースも含んだ投資対象がS&P500なので当然かもしれませんが。

 

話を元に戻します。

世の中の情報を見ていると、

  • 今はバリュー株に投資するのがいい
  • 来年からはグロース株がいい

などなどその時々でいろんな理論をこねくり回して、いろんな意見が出てきます。

 

そんな情報に合わせて投資の売買を繰り返すとどうなるでしょうか?

例えば年初からグロース株が下落する時にグロース株を手放してバリュー株に乗り換え、グロース株が上昇する時にバリュー株を手放してグロース株に乗り換える。

 

なんてことをしていると結局は売ってはいけない時(株価の底値)に株を売り、買ってはいけない時(株価の高値)で株を買うということになってしまいます。

 

こんなことを繰り返していると、せっかくの利益に売却による税金と手数料がかかり、いつまで経っても投資で利益がでません。

 

じゃあどうするのか?

大切なのは短期的な情報に左右されないことです。

 

株式には平均回帰という性質があります。

平均回帰というのは統計学で使われる言葉で、

  • ある事象が短期的に偏りがある結果でも長期的には平均値に近づいていく事象

と定義されています。

 

株式への投資を続けているとこの平均回帰という性質を身を持って体験することになります。

なのでグロース株の崩壊とかバリュー株崩壊という情報が出回っても、「どうせ元に戻るんでしょ」ぐらいの気持ちで傍観していれば良いと思います。

 

もし本当に自分の投資している対象が信じられなくなったなら別ですが。。

ただその場合も急激にポートフォリオをいじるのではなく、徐々に変えていくのが良いかと思います。

人間の考えなんてその時々でブレるのはよくあることなので。

 

ちなみに個人的には今は第四次産業革命が始まったばっかりで、グロース株を中心とするQQQがこれから大きく伸びていくと思っています。

余談ですがこれまでの産業革命は以下の通りらしいです。

2000年初頭はインターネットが普及し始めITバブルとなりました。

あの時はまだITで利益が上げられていたわけではなく、期待先行で株価が上昇しバブル化しました。

 

ところが今はGAFAMに見られるようにITをうまく使った企業が巨額の利益を上げています。

この流れはまだ始まったばかりで、これからも続いていくものと思っています。

 

なので私はQQQに投資しています。

なので少々グロース株が下がろうが、

「平均回帰があるんだし、しばらくすれば元の流れに戻るでしょ」

ぐらいの軽い気持ちで相場と向き合っています。

 

じゃ。

 

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Googleの追加容量にとうとう課金。個人目線と株主目線で考えてみる

私はGoogleのサービスを利用し始めてから、かれこれ20年ほど経ちました。

まずはGmailから使い始め、その後AndroidGoogleフォト、Googledriveなどいろんなサービスを使用しています。

 

Googleの便利なサービスをいろいろと利用しているものの、よく考えてみるとこれまでGoogleにお金を払ったことがなく、すべて無料で使い続けてきていました。

 

ところが2021年5月でGoogleの容量無制限サービスはなくなり、15GB以上は有料化されることとなりました。

 

なんとか無料で乗り切りたいと思っていましたが、とうとう先日容量オーバーとなり私もGoogleに課金する運びとなりました。

今回はそんなお話です。

Googleへの課金を個人目線で考えてみる

Googleフォトって便利ですよね。

いつから使い始めたのかわかりませんが、結構長い間使っています。

 

データがクラウドに保存されているので、スマホを変えてもデータを移す必要もなく、ログインすればすぐに使うことができます。

 

さらに家族での写真共有が簡単であったり、自動でアルバム編集をしてくれたり。

気がつけばどっぷりとつかっていました。

 

そんな中突然の有料化。

 

なんとか課金は避けようとGmailの不要メールや写真を整理して逃れていましたが、とうとうどうしようもなくなり、100GBプランへ課金することになりました。

 

100GBで毎月250円、サービスの質を考えると安いものです。

 

ところが、私はMicrosoftクラウドサービスも利用しています。

年間で12,984円。

これには1TBのOnedriveの他、Office全部(Word、ExcelPowerPoint・・・)がついてこの値段です。

 

これと比較するとGoogleの100GBで年間3000円というのは高い気がしますね。

Googleへの課金を株主目線で考えてみる

さて続いては株主目線でGoogleの課金を見てみましょう。

私はGoogleの個別株、VTI、QQQを通してGoogleへ投資しており、計算してみると約150万円強ぐらいの金額でした。

 

Googleのサービスを見てみましょう↓

100GBプランが一番割高なのがわかります。

無料で使える15GBプランは数年使っていると自然と使い切ってしまい、ゆくゆくは有料プランへと移行することが目に見えています。

 

便利で無料なので気軽に使い始め、気がつくとそのサービスから離れられなくなり容量オーバーで課金。

そして上記のプラン設定。

なかなか上手いビジネスモデルですね。

 

さぞかし儲けていることでしょう。

 

さてGoogleクラウド部門の売上と利益を見てみましょう。

  2020年 2021年 前年比
売上 1兆7,760億円 2兆6,120億円 47%

1ドル136円換算して表記しました。

驚異的な売上ですね。

2020年と比較して47%も成長しています。

 

続いては利益。

  2020年 2021年
利益 -7,625億円 -4,214億円

なんと赤字です。。

2020年と比較すると赤字幅は縮小しているものの、2022年四半期決算では赤字が拡大しています。

 

ちなみに、AmazonMicrosoftクラウド部門によって巨額の利益を上げていますが、Googleクラウド部門はまだ黒字になったことがありません。

 

しかしながら経営陣からはクラウドについてこんな前向きなメッセージが出ています↓

クラウドについては、引き続き強力な勢いと大きな市場機会を見ており、そしてこれはまだ変革の初期段階のように感じている。大小さまざまな顧客との対話が絶え間なく続いており、まさにその旅路に出発しようとしているところである。よって、この先には大きなチャンスがあると言える」

 

ということで、Googleクラウドの黒字化のために課金していきましょうか。。

 

じゃ。

 

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お金に好かれる行動3つ

ネットで「お金に好かれる・・・」というタイトルで、

例えば

  • 長財布を使う
  • お金を丁寧に扱う

などというものを見かけることがあります。

その中には有用なものがあったり、怪しいものがあったり。

 

これまでいろいろな本を読んだり経験したりすることで、私なりに「お金に好かれる行動というもの」がなんとなく分かってきました。

今回はそんなお話です。

お金に好かれる行動

今回紹介するお金に好かれる行動は以下の3つです。

  1. お金を管理する
  2. キャッシュフローを意識する
  3. お金は喜んで使う

1.お金を管理する

トップバッターは「お金を管理する」というものです。

まずは「お金を管理できていない状態」を見てみましょう。

【お金を管理できていない状態】

  • 収入より使っている金額の方が多い
  • 毎月いくら使っているか分からない
  • 資産の額を把握できていない

こんな感じでしょうか。

とにかく入ってくる金額と出ていく金額が把握できておらず、欲望のままお金を使い、いつまで経ってもお金が貯まらない状態です。

 

一方お金を管理できている状態を見てみます。

【お金が管理できている状態】

  • 収入の範囲内で毎月やりくりできている
  • 収入と支出を把握している
  • 余剰資金を投資にまわしている

毎月の収支を管理し、収入に合わせて欲望を適切に管理するといった感じです。

これなら毎月余剰資金が生まれ、確実に資産は積み上がっていきます。

 

「お金は世の中からの授かりもの」という考え方があります。

一時的に授かっているものなので、適切に管理し余剰分をさらに世の中の発展のために投資する。

そうすると、さらにその人にはお金が集まってくる。

そんなイメージです。

2.キャッシュフローを意識する

続いてはキャッシュフローを意識するというものです。

ストック(貯金額)ではなくキャッシュフロー(お金の流れ)の方です。

イメージとしては、一生懸命頑張り鉄壁のガードで貯金を増やしていくというより、自分の家計を流れていくお金の流れを太くするというものです。

 

キャッシュフローを太くするには、

  • 給与収入を増やす
  • 副業収入を増やす
  • 投資による収益を増やす

などが挙げられます。

先ほど書いたように「お金は世の中からの一時的な授かりもの」なので、お金を努力の結果積み上げ自分だけのものとして囲ってしまうのではなく、余剰資金は世の中のために笑顔で投資するのが良いかなと思います。

 

我が家の家計はある一定額を生活防衛資金として残した後は、全て投資に回しています。

すべてはキャッシュフローを太くするイメージで。

3.お金は喜んで使う

最後はお金の使い方です。

お金は人生を豊かにする道具なので、当然ながら貯金や投資ばっかりするのではなく、家族や自分のために使うことも重要です。

ただお金を使うとお金が減ってしまうので、どうしても「お金を使ってしまった・・・」というマイナスのイメージがつきものです。

 

そういったマイナスイメージを無くすために、

  • 美味しいものを食べれたことに対する対価
  • 心地良いサービスを受けられたことに対する対価
  • 良い物を得られたことに対する対価

としてお金を使えると、どうでしょうか。

お金が何かマイナスのイメージから金ピカに光る道具として輝きはじめるような感じがします。

 

金ピカの道具を使って買うのであれば、安いものを買ってすぐに廃棄するのではなく、ちゃんとしたものを買って長く使おうという気にもなってきます。

SDGs的にもその方がいいのでしょう。

 

買うものをちゃんと考えて買い、買った後はメンテナンスをしながら長く使う。

そうするといつも良いものを使っているのに、結果的にお金も節約できる。

そんないいサイクルが生まれます。

まとめ

お金に好かれる3つの行動をまとめてみました。

これらの行動を続けると初めは複利の効果のように効果が感じられなくても、徐々にその効果が現れ、気がつけば大きな結果となって返ってくるような気がしています。

 

特に自分の中を流れていくキャッシュフローを太くするというのは、以下の記事に書いているように数値化できて分かりやすいです。

kuwanyan.com

また、キャッシュフローを大きくするというのは、例えば仕事で得たノウハウも自分だけのものにするのではなく、他者と共有することでさらにその価値が大きくなる、というのにも共通する気がしますね。

 

じゃ。

 

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投資で莫大な利益を得るために必要なこと

投資資産というのは、ざっくり以下の式によって積み上がっていきます。

  • 資産=(収入ー支出)×利益率×投資期間

投資によって資産を増やすためには「複利の効果」が欠かせません。

上記の式で言うと、複利の効果に該当するのは「投資期間」です。

つまりは長期投資をしましょうということです。

 

日本の投資環境(海外株式に低コストで投資ができる状況)はここ10年余りでようやく整ってきたという状況のため、まだまだ長期投資で成功しているという例が周りには少ないのが実情です。

 

実際積み立て投資を始めても5年以内に辞めてしまう人が多いというデータもあります。

今回は長期投資を行うに当たり、立ちはだかる壁と実践するに当たり大切なことを書きたいと思います。

長期投資を実践するのは難しい?

長期で投資をすると利益になりやすいというのは頭では分かっていても実践するのは難しいです。

多分投資をやったことがある方なら感じたことがあるはずです。

 

長期投資を行うのが難しい理由として以下のようなものがあります。

  1. 相場に一喜一憂する
  2. 他の投資方法に乗り換え損失を繰り返す
  3. 収入や家庭環境の変化

1.相場に一喜一憂する

相場に一喜一憂するだけなら特段長期投資の妨げにはなりません。

しかし、暴落するときに動揺して全ての株を売ってしまったり、もっと下落するから今売って安くなったら買い直そうとして結局は相場が上昇し、ショックを受ける。

 

また利益が出たら出たで落ち着かなくなり、そこそこの利益で利確をし、売却後さらに相場が上昇し後悔、悔しいからと遅れて買った途端に下落。

なんてことはよく経験することだと思います。

2.他の投資方法に乗り換え損失を繰り返す

初めはインデックスファンドへの積立投資をコツコツと行っていたものの、つまらなくなり、ネットやYouTubeから入ってくる他の投資方法(FX、ビットコインレバレッジ型商品・・・)に乗り移り、損失を繰り返す。

さらに気がつけば情報商材に多額のお金を払っている。。

 

当てはまる方もいるかと思います。

me,too.です。

3.収入や家庭環境の変化

転職によって収入が下がったり、パートナーが離職したり、意味もなく給料を下げられたり、予定より高額なマンションを買ってしまったり。。

まぁまぁ、この辺はいろいろとあるかと思います。

 

兎に角、これら全てを乗り越えて長期投資が成り立つ。

 

簡単に見えて意外とハードルが高いのが長期投資ってやつです。

長期投資を実践するために必要なこと

で、続いては長期投資を実現するために何をすれば良いかを考えてみます。

  1. 自分の納得する対象に投資する
  2. 長期的な目標を立てて相場に一喜一憂しない
  3. 適切なキャッシュを持つ

1.自分の納得する対象に投資する

よほど投資のセンスがない限り、S&P500やVTIに勝つパフォーマンスを上げるというのは至難のわざです。

「じゃあみんなS&P500やVTIに投資すれば良いじゃん」ってなりますが、なかなか人間そうはいきません。

なぜなら人間は理性よりも感情を優先させるからです。

結局自分が納得していないと、いざ暴落したときに誰かのせいにして投資を辞めてしまったり、別の方法に乗り換えたりしてしまいます。

 

それを防ぐには、

「多少パフォーマンスが落ちようと、自分の納得する投資方法を実践する」

ということが重要になります。

私の今のポートフォリオは以下の通りです。

一見他人からするとぐちゃぐちゃに見えるかと思います。

でも、個人的には

「全世界と米国に分散投資し、ハイテク革命の恩恵を受けつつ、高配当株のおこぼれに与り、個別株のスリルを味わい、全世界経済の発展に寄与する」

という一貫した壮大な方針のもとポートフォリオを組んでいます。

そのため暴落しようが全て自分の責任、わずかにもらえる分配金をあてに暴落相場も乗り切れる予定です。

2.長期的な目標を立てて相場に一喜一憂しない

私の投資の目的は短期的に利益を上げて利確することではなく、超長期的に継続投資を行い、世界経済の発展に寄与し、その恩恵を喜んで与るというものです。

なので短期的に相場が下がろうが、上ろうが価格はあまりみていません。

たまに見た時は、少し一喜一憂しています(人間だもの)。

3.適切なキャッシュを持つ

ポートフォリオにおけるキャッシュ比率は、リスク許容度によって異なるため人それぞれでいいと思いますが、少なくとも短期的に必要な資金(住宅費用、教育費用・・・)はキャッシュとして残しておく必要があります。

 

個人的にはポートフォリオの中でもある程度キャッシュ比率を残しておいて、暴落した際に買いたくなれば追加購入したり、下落時の心の安定という緩衝材として残しておくと心に余裕ができて良いかと思っています。

まとめ

長期投資と言葉で書くのは簡単ですが、実践するのは難しいというのは投資家であれば共感できるかと思います。

「人類の発明で最も偉大なものは、複利」とどこかのお偉い方が言われたように、複利の恩恵を受けられるのは、今回書いた投資という荒波をひっそり、じっくり、コツコツと乗り切った人だけです。

 

多分そういう人には、莫大な祝福が利益という形で返ってくるのでしょう。

 

じゃ。

 

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目に見えない富を大きくすると幸福度がUPする

人はよく目に見えるもので良い悪いを判断をしがちです。

なぜなら比較対象として分かりやすいから。

 

例えば資産運用をしていると資産の額ばかりに目が行ってしまいます。

 

見知らぬネット上の誰々はFIREした。

 

一方自分は。。。

 

よく知らない他人と比較して意味なく凹んでみたりなんてことはよくあることだと思います。

 

また資産運用によってお金が増えても、お金は結局は道具なので使わないと意味がないという議論もよくされますね。

 

私自身社会人になってからかれこれ15年以上投資をしていますが、はたしてゴールはどこなのか?と悩むことがありました。

 

確かにお金は道具なので使わないと意味がないとは頭では分かっていながらも、そんなに欲しいものがポンポン出てくるわけでもないのが事実で、正直今の生活ができれば十分満足だと思っています。

 

となるとやはり投資のゴールはどこなんだ?と。

 

そんな中、最近本を読んでいて、投資をすることで「見えない富が増える」という考えがあることを知りました。

投資で得られる見えない富とは

  • 将来に対する金銭的な不安がなくなる
  • 仕事を自由に選べる
  • 仕事をいつまでするか決められる

といった類のものです。

投資で資産が大きくなればなるほど人生の選択肢は広がり、将来に対する安心感が得られるというメリットがあります。

 

また例え資産の額が大きくなくても、しっかりと資産を管理できるようになれば、人生を自分でコントロールできるという感覚がうまれるようになります。

これも人生の幸福度を上げる上で重要なことだと思います。

 

資産の管理には、

  • 支出を抑えること
  • 欲望を適切に抑えること
  • 余剰資金を投資すること

などが含まれます。

特に欲望を適切に抑えることというのは、人それぞれの価値観があるので、自分にとって大切なものを適切な量で、適切な価格のものを所有するというのが大切だと思います。

 

よくないのは他人と比較したり優越感を得るために、欲望に任せて支出を増やすこと。

これをやりだすと欲望は暴走し、いつまでたっても幸福度は上がりませんし、資産も増えません。

 

さらにこれらの一連のスキルが身につき、自分の資産をコントロールしているという感覚になると、「3年で○億円を達成する投資術」などという情報にも惑わされなくなります。

 

なぜなら自分の資産を管理できている自信があれば、それ以上余分なことをする必要がないと思えるようになるからです。

 

この自分で資産を管理できるというスキルは間違いなく「目に見えない富」です。

 

さらに仕事についても同様のことが言えます。

仕事をやりはじめたばかりのころは当然スキルがないため、上司の指示のもと仕事をしていく必要があります。

優秀な上司のもとで仕事ができると良いですが、無能な上司がついた場合は大変ですね。

ストレスMAXです。

 

一方仕事のスキルがついてくるとある程度のことは自分で決められるようになります。

  • 仕事の進めかた
  • 業務時間の管理
  • 仕事の配分 などなど

こうなると比較的仕事のストレスは少なく成ります。

自分でコントロールできる状態になると人はストレスが軽減されるようです。

 

さらに仕事のスキルがついてくると、たとえ仕事で嫌なことがあり辞めてしまったとしても、転職先なんてすぐに見つかるだろうという自信がついてきます。

そうなると、怖いものも無くなってくるように思います。

 

こう考えると仕事のスキルというのも「目に見えない富」と言えますね。

 

「目に見えない富」が蓄積されてくると、自分で人生をコントロールできるという自信が湧いてくるように思います。

 

仕事で大変なことがあると、「何で自分だけが」と思うこともありますが、「俺は目に見えない富を蓄えてるんだ」と思えると少しは気が楽になるかもしれませんね。

 

というわけで資産の額だけに一喜一憂するのとは少しだけ距離を取り、「目に見えない富」を拡大することに重点をおけば人生の幸福度はUPするのではないかと思います。

 

そしてそうすることで結果的に目に見える富も増えていくのかもしれません。

 

じゃ。

 

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投資の利益でスパリゾートハワイアンズを堪能。現在と未来の幸福のちょうど良いバランスを。

投資で得た利益を使って家族でスパリゾートハワイアンズにいってまいりました。

 

投資で利益が出ると「普通はそれを再投資して、さらに大きな金額へと増やしていく」というのが投資界の常識です。

複利の効果ってやつですね。

 

今回投資界の常識を打ち破って投資の利益を使うという暴挙に至った発端は以下の記事に書いたように、投資に全く興味がない嫁さんに投資の素晴らしさをリアルに実感してもらおうとしたことです。

www.kuwanyanblog.com

ちょうど1年前の記事ですが、このころは株価が右肩上がりに上昇し、イケイケ感が伝わってきます。

 

もともと100万円を投資して10万円の利益が出たら自分の好きなことに使うという企画でしたが、4ヶ月ぐらいで10万円の利益を達成できました。

 

10万円は利益になった時点で利確し、その後何に使おうかと迷っていましたが、家族みんなが楽しめるものということで、福島にあるスパリゾートハワイアンズに行くことにしました。

ウォータースライダー付きの大きなプールや水着で入れる温泉などがあり、大人も子供も楽しめる施設です。

 

そう言えば大学生の時にも当時の彼女と行ったことがあり、楽しかった記憶があります。

もうかれこれ20年ぶりのことでしたが、なんとなく施設全体としては当時と変わりなく、「なつかしいなぁ」といった感じでした。

 

今や当時の彼女は母親となり、2人の子供を連れて4人で常磐ハワイアンセンターへ。

感慨深いものがありました。

 

息子と共にケツが擦り切れるぐらいウォータースライダーで遊び(遊ばされ)、水着で入れる温泉に浸かり、ビールを堪能した後は、映画「フラガール」で知ったフラダンスショーを見に行きました。

 

ハワイアンズのフラダンスは、1966年に開業した常磐ハワイアンセンターから続いており歴史を感じますね。

ちなみにハワイアンズに行く前にテンションを上げるために、再度「フラガール」を見て感動しておきました^^

 

ハワイアンズのフラダンスショーです↓

フラダンスのゆったりとした一般的なイメージとのギャップにやられます。

www.youtube.com

フラガールを見ていると「この人たちコロナ禍で大変だっただろうな」と思い、より一層感動してきました(ちょうどコロナが一時的に収まっていた時でした)。

 

というわけで、投資の利益を使ってスパリゾートハワイアンズをたっぷりと堪能してきました。

 

 

今年の4月から投資を始めた小学4年生の息子には、投資の利益10万円を使って旅行に行くということを伝えていたため、

「パパはすごいね。僕の投資はマイナスなのにパパは10万円も利益が出せるんだね。それでこんな楽しいことができるんだから。」

と子供ながらに何かを感じたようです。

www.kuwanyanblog.com

投資と隣り合わせで成長していくことで、きっと良い投資家に育ってくれることでしょう。

 

 

さて、冒頭に書いたように投資の利益は再投資するというのが資産を増やすための王道ですが、今回の経験を通して少しは自分や家族のためにも使うのも良いことだなと思うようになりました。

 

投資は未来の生活を豊かにするためにするものですが、それによって現状の安心を作り出しているという考え方も出来ます。

あまりに投資にのめり込んでしまうと、今の生活を犠牲にしてまで生活を切りつめて投資を行い、結局幸せになったんだか不幸になっているんだか分からないことになりかねません。

 

特に家族がいる場合は意見が一致しないと家族全体が不幸になるなんてこともありそうです。

 

今回の100万円を投資して利益になったら使っちゃおう企画は終わりにしましたが、今後は株式投資でもらえる配当金に目をつけています↓

配当金の推移

もちろん全部は使うつもりはありませんが、年間10万円×2回程度であれば全然OKかと。

それでプライスレスな思い出ができるなら。

 

これだと

  • 投資をすることで利益が増える→利益を使って家族もハッピーになる→さらに投資を続ける→投資を続けることでどんどん利益が大きくなる→・・・

という好循環が生まれます(きっと)。

 

ということで今後も将来の安心と今の生活の幸福度のバランスをとりながら投資を続けていこうかと思います。

 

じゃ。

 

資産運用についてHP風にまとめてます→くわにゃんの長期資産運用

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