まった〜り資産運用日記

資産運用で日々学んだことや気づいたことなどを発信します

iDeCoの配分変更とスイッチングをしてみて感じる税金がかからない嬉しさ

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iDeCoの資産はチェックしていますか?

私の場合は、厳密にはiDeCoではなく企業型の確定拠出年金です。

 

が、今回の記事ではiDeCoと呼ぶこととします。

iDeCoについては2013年から運用を開始していますが、年金ということもあり

「どうせ先の話でしょ!?」

ということで長らく放置していました。

 

1年ほど前に配分変更を行い、先日初めてスイッチングというものをやってみたのでその感想を書きたいと思います。

配分変更とスイッチングの解説

iDeCoには投資配分を変える方法には2つのやり方があります。

  1. 配分変更
  2. スイッチング

この2つを簡単に解説します。

配分変更

配分変更というのは、毎月の掛金の投資配分を変更するというものです。

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配分変更※りそなグループHPより引用

上記の図のように投資する商品の変更を行うのでポートフォリオとしては掛金を配分した分が徐々に変わっていく感じです。

スイッチング

一方スイッチングは、ポートフォリオの配分を変更するというものです。

具体的には、日本株式を売ったお金で外国株式を買い直してポートフォリオの配分を変更するイメージです。

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スイッチング※りそなグループHPより引用

上記の図を例にすると商品Aを20万円分売って商品D20万円を買う感じです。

 

ここで通常問題となるのが税金です。

iDeCoでなければ売る商品A20万円に10万円の利益がのっていれば、

  • 10万円×20%=2万円

の税金が差し引かれて、商品Dは18万円分しか購入できず税金分損することになります。

 

ところがこの税金がかからないというのがiDeCoのいいところです。

実際に配分変更とスイッチングをしてみた感想

1年前に配分変更をしてみた

私がiDeCoに投資したのは先にも書いたように2013年。

当時投資をしていたものの今ほど知識もなく、投資本で読んだバランス型というポートフォリオを参考にしていました。

 

なんの本かは忘れましたが、これは重要だと思い写真に撮ったものがGoogleフォトに残ってました。

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ちょっと見づらいですが、パッと見の感想としては

日本株式多くね?」

と思ってしまいます。

 

投資は好きなのですが、なぜかiDeCoだけは何も気にせずこのままのポートフォリオで7年ぐらい投資を続けていました。

 

そして去年ふと

iDeCoもちょっとは気にした方がいいのかな・・・」

と思い、配分変更をすることにしました。

 

変更した後の投資配分は以下の通りです。

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まず考えたのは債券の配分です。

個人資産部門ではフルマックスで投資をしているので、iDeCoぐらいは守り重視ということで、

  • 債券比率=40%

としました。

続いて株式の配分ですが、これは全世界株式の時価総額の比率をベースに考えました。

その結果が上記の

 

もともとは元本確保型という意味不明な商品も選んでおり、合計6銘柄に投資していましたが、配分変更後は4銘柄とシンプルなものにしました。

先日スイッチングをしてみた

前述のように日本株式多めのポートフォリオで運用をしていたわけですが、いつか美味しいタイミングでスイッチングをしてみたいと思っていました。

 

そのタイミングが先日急遽訪れました。

ガースー菅総理辞任事件です。

 

これによって日本株式は急上昇。

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一番右端の日経平均がぽっこりと30000円を超えたタイミングぐらいで、待ってましたとばかりにスイッチングしました。

 

個人的には日本株は出遅れている感があるので30000円を超えるとスルスルと上昇するかなと思ってましたが、その後下落したので結果的にはちょうどいいタイミングでした。

スイッチング前後のポートフォリオの変化は以下の通りです。

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スイッチングによって日本株式は21.4%→2%に変更したので、ちょっと減らしすぎた感がありますが、まぁ良しとします。

 

ちなみに2013年以降の先進国株式と日本株式のパフォーマンスを調べてみました。

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青が外国株式でオレンジが日本株式ですが、私が投資した2013年以降はちょうどアベノミクスに乗っかった期間で、外国株式と比べても遜色ない成績でした。

 

ので、結果オーライ。

 

この後、出遅れ日本株が上昇する可能性はありますが、個人的には全世界に分散投資していた方が精神衛生上いいかなと思うので、現状のポートフォリオでしばらく放置します。

まとめ

長らく放置していたiDeCoですが実際にスイッチングをやってみると、税金や手数料なしでできるというのはかなりのメリットに感じました。

 

しかも簡単にできましたし。

 

個人でやっているETFの場合はどうしても税金がかかってしまうため、ポートフォリオの変更は容易ではありません。

 

次に考えるのは、40%近くある債券についてです。

こちらは、株式がガクンと下がった時にスイッチングで買ってやろうと思っています。

本当はコロナショックの際に出来れば良かったのですが、その時は完全にiDeCoの存在を忘れていました。

 

配分変更もスイッチングも一回ずつ行ったので、次のチャンスでは見逃さず行動したいと思います。

 

じゃ。

 

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kuwanyan.com