メリクリです。
さて、みなさんの家にはサンタさんはやってきましたか?
私の家にはお見えになったようで、今年もプレゼントを置いて行かれました。
朝から子供達の興奮する声が聞こえてきました。
無邪気っていいですね。
さて、ひるがえって欲望渦巻く投資の話に移りましょう。
年末に近づいてきましたので、来年の投資戦略を考えてみたいと思います。
来年の相場はどうなるのか
2021年は前回の記事に書いたように、1年間を通してほぼほぼ右肩上がりの相場でした。
以下は米国株全体に投資するVTIの年間チャートです。
じゃあ来年はどうなのよ?というところですね。
まずは、世の中の状況から確認してみましょう。
コロナの影響
最近は新型コロナウィルスのオミクロン株が世界的に流行し、ユーロ圏ではロックダウンする地域が出てきました。
とはいえ、2020年のコロナ初期のような状況になることは考えにくいですね。
なぜなら、ワクチンが世の中に出回り、今は飲み薬まで出始めました。
さらにコロナの状況にある程度、世の中の人たちが慣れてきています。
となると、当初起きたようなパニック売りの相場はちょっと考えづらいですね。
インフレとテーパリング
続いては世の中のインフレです。
コロナが蔓延してからというもの景気を下支えするために、世界各国が金利を引き下げじゃぶじゃぶバラマキ政策をとっています。
そのおかげで株価が大きく上昇したといういい面もありますが。
ところが、その余波がモノの価格を押し上げ始めています。
いわゆるインフレです。
世界的には結構前からインフレが指摘されていましたが、とうとう日本でもインフレの兆候が見られるようになったようです(下記記事)。
で、世の中はじゃぶじゃぶバラマキ政策から脱出するテーパリングを行おうとしています。
要は利上げです。
コロナによる不景気になってから金利は0%近くに抑えられていましたが、これを徐々に上げていこうとしています。
金利が上がると企業としてはお金を借りると金利の返済が重みになるため、お金を借りて積極投資をしなくなります。
また金利が上がると、債券などに旨味が出てくるため、株式市場からお金を引き上げ、債券や預金にお金が動いていきます。
要は金利上昇によって、株価が下落しやすくなるということです。
理論的には。
ではリーマンショックの後の利上げで株価がどうなったのか、歴史から学んでみましょう。
Google先生に聞いてみました。
上図は米国のS&P500と政策金利の関係をグラフで表されたものです。
2015年12月が前回の利上げ開始で、2018年12月まで段階的に利上げが行われました。
その間にS&P500はというと、利上げ初期には横ばいになったもののその後力強く上昇しました。
ちゅうことは、今から起きようとしている利上げ局面でも巷で言われているほど恐れる必要もないような気もしています。
それよりもEV、グリーン革命、クラウド、メタバースなどなど新たな市場の成長が株価全体を押し上げていくことに賭けたいですね。
2022年の投資方針
積立投資の比率
というわけで、2022年の投資方針もこれまでの投資を継続します。
具体的にはVT:VTI:QQQ=35%:35%:30%という積み立て割合です。
さらにVTをVTI、VEA、VWOに分解するという、ちょっとややこしいことをやってます。
まとめると、こんな感じ
銘柄 | 分類 | 積立割合 |
VTI | 米国株式 | 55% |
VEA | 先進国株式 | 10% |
VWO | 新興国株式 | 5% |
QQQ | 米国ハイテク株 | 30% |
の、こんな感じ
で、毎月の積立投資を行なっていきます。
QQQとVTIを合計すると85%なので、ほぼ米国に投資していることになります。
さらにQQQというハイテク比率高めの戦略を来年も継続します。
ハイテクびいきなので。
暴落したならば
今の好調相場の冷静に考えられるうちに、相場が急変した場合の対処方法も考えておきます。
この冷静なうちに考えるというのがとても大切だと思ってます。
いざ暴落相場にぶち当たると、恐怖と欲望からアワアワとなり、何もできなかったなんてよくありますから。
戦略としては、落ちるナイフを掴みにいく戦略で、相場が暴落することがあれば下記記事に書いたように機械的に追加投資を行う予定です。
そして追加で投資する比率は、次の通りです。
下落率 | 追加購入 |
20% | 10% |
30% | 20% |
40% | 30% |
50% | 30% |
60% | 10% |
まぁ、これは目安です。
実際に暴落することがあればもうちょっと緻密に考えます。
ざっくりでもいいので、心づもりをしておくといいと思います。
まとめ
来年の投資戦略についてまとめました。
というか、これまでの投資をそのまま継続するだけです。
年末になると「今年はもう十分上昇したらから、来年は無理かな?」と毎年思います。
でもここ数年は、そんな不安をよそに毎年大きく上昇しています。
さぁ来年はどうなるか?
来年の答え合わせは、来年の年末ですね。
期待せずにじっくりと投資を継続して行きたいと思います。
来年も私の合言葉は、Grow Rich Slowlyです。
じゃ。
私が資産運用についてまとめたHP→くわにゃんの長期資産運用