まった〜り資産運用日記

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【スマホ脳】IT企業はどのようにして人間の脳のハッキングに成功したのか。スマホの使いすぎを見直すキッカケに

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こんにちわ。

本日は大人気のアンデシュ・ハンセン著【スマホ脳】の読書感想文を世界中に公開します。

 

ちなみに【スマホ脳】は、なんと2021年に一番売れた本だそうです。

私も去年読んだので、売上No1に貢献できたようです。

 

では行ってみましょう。

スマホ脳】はこんな内容の本

著者のアンデシュ・ハンセン氏は精神科医であり、【スマホ脳】ではどうして人間がスマホを手放せないのかを人類がたどって来た進化の過程から解説し、スマホの長時間使用がどのように脳に悪影響が及ぼすのかを分かりやすく教えてくれます。

 

簡潔に書くと

  1. 脳は「〇〇かもしれない」・情報を得る・マルチタスクなどで報酬系ホルモンが出るように進化して来た
  2. IT企業はスマホを使って、ホモ・サピエンス報酬系ホルモンを支配した
  3. スマホの長期間使用によって不安感が増す・集中力がなくなりIQが低下する・眠りが浅くなるなどの悪影響がある

という内容でした、以上!

 

興味のある方は読んでみてください、非常に面白い本です。

内容をツラツラとまとめようとも思いましたが、YouTubeに解説動画がいっぱいありましたので、内容をもう少し詳しく知りたい方は以下が分かりやすいかと↓

www.youtube.com

IT企業はスマホで脳のハッキングに成功

IT企業がスマホ中毒にさせるというのは、現在元フェイスブックの開発者が暴露したりして社会的な問題になっています。

 

でも企業としてはモラルの問題があるとはいえ、自身の企業の利益を追求するのは当然のことです(やりすぎてはいけないと思います)。

 

実際、食品会社なども甘いお菓子を作るときに、甘さの段階を変えてちょうどいい甘さ(中毒になりやすい)を何回も試行錯誤しながら作ります。

今のIT企業に限らず、利益を追求する資本主義の企業が昔から追求して来たやり方です。

 

また最近のIT企業はなんでも無料で私たちの生活の中に侵入して来ます。

例えばFacebookを例に挙げると、FacebookInstagramなどすべて無料で使えます。

 

なぜか?

 

スマホを使ってもらえることで使用している人の情報を得て適切な広告を流し、それから利益を得ているからです。

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2020年のFacebookの売上

上の図はFacebookの2020年の売上をまとめたものですが、売上は9兆円を超えています。

9兆円のうちほぼ全てが広告収入。

恐るべしFacebook

 

IT企業としてはとにかくいろんなコンテンツを用意して、ユーザーにできるだけスマホを手にしてほしいと考えます。

そのためにちょっとだけ報酬系ホルモンを刺激するよううまくアプリの動作を調整します。

 

そしてサバンナ時代の脳と変わらない人間は、いまだに周囲に気を配り1つのことに集中するのが苦手なマルチタスク型。

10分以上スマホを見ていないとストレスホルモンが出るようで、実際大人は平均10分に1回はスマホを見ているというデータがあります。

そしてスマホを見ると良い情報・悪い情報に関係なく、「何かいい情報にであえるかもしれない」という期待感から報酬系ホルモンが分泌されます。

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そこにきてIT企業は

  • アプリの「いいね」の表示タイミングを調整する
  • 下にスワイプして更新(スロットと同じ仕組みにしているとのこと)
  • 動作のタイミングをちょっとずらす
  • 視覚効果

などなどを使って報酬系ホルモンがちょうどよく分泌されるよう調整しています。

 

これらは脳を操作しているようなもので、スマホが脳をハッキングしたという本書の主張もあながち誇大表現ではないのかもしれません。

自分がどれぐらいスマホを使ってるかを把握してみる

さてそんな依存性があるスマホをどれぐらいしようしているのか?

ちょっと気になるので調べてみました。

以下は日本人の10代〜30代までの平均スマホ利用時間です。

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10代〜30代までのスマホ使用時間※PRTIMESより引用

スマホ脳】では他の国のスマホの使用時間が、平均9〜11時間というデータもあったので、意外と少ないと感じました。

 

ちなみに私の場合は、【スマホ脳】を読むまでは大体3時間ぐらいスマホを使っていました。

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3時間というと上図のように私の睡眠を除いたホモ・サピエンスとしての活動時間のうちの実に21.42857%を占めます。

10年前まではガラケーしかなかったので、この3時間は必要なかった時間です。

1日3時間と考えると、もっといろいろなことが出来そうですね。

 

また先月以下の記事を投稿しましたが、今回スマホの使用が自分の人生にどういう幸福をもたらしてくれるのかと考えてみました。

kuwanyan.com

上記記事での幸福の順番は以下のピラミッドのようになり、下から順番に積み上げていくことが重要だと私は学びました。

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ここでスマホの使用はというと、

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赤丸で囲った部分の報酬系ホルモン(ドーパミン)に該当します。

「あれ?これって依存性があり、追い求めすぎちゃあかんやつやんm(_ _)m」

 

気づいてしまいました。

スマホは使いすぎると、あかんやつです。

 

実際、iPhoneを開発したジョブスは自分の子供にスマホの使用を制限していたのは有名な話です。

依存性があるのを(というかそういう作りにしたのを)知っていたからでしょうね。

いずれにせよスマホを使いすぎるのは良くなさそうですね。

まとめ

スマホ脳】について読書感想文にまとめました。

でもスマホって便利だし、ついつい手を伸ばしてしまいます。

子供も小学校からiPadを支給され、今の世の中スマホタブレットがないと生きていけない時代です。

 

とはいえ、使いすぎも良くないのもなんとなく分かります。

私自身ダラダラとネットサーフィンした後、大した情報も得ているわけでもなく、なんだかぐったりと疲れた感じがあるからです。

 

そこで、私は私自身の脳を巨大IT企業から救い出すために、「スマホの使用を極力減らそうプロジェクト」を考えました。

 

プロジェクトの詳細は次回、乞うご期待!

 

じゃ。

 

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kuwanyan.com