楽天経済圏の住民にとって大きな衝撃となるニュースが飛び込んできました。
4月以降の楽天ポイント大幅改悪です。
今回の改悪は楽天証券に関するものが多く、私にとっても結構なダメージがありそうです。
今回の記事はその辺をまとめてレポートにします。
4月以降の楽天ポイント改悪
そもそも楽天経済圏の住民にとって楽天ポイントの改悪なんて、頻繁に起きるので慣れっこです。
個人的にこれまで一番衝撃が大きかったのは、2021年4月〜楽天ゴールドカード保有で+2%がなくなったやつです。
年会費2200円払うだけで、その5倍以上は恩恵を受けていたため衝撃具合は大きく、すぐに楽天ゴールドカードを解約しました。
それ以降は個人的に改悪の影響を受けていませんでした。
ところが今回久しぶりに大きな衝撃が起こってます。
2022年4月以降の個人的に影響のある改悪をまとめると以下の通りです。
- 楽天ポイント進呈対象が「税込」から「税抜」へ(4月〜)
- 500ポイント以上のポイント投資で+1%が変更(4月〜)
- 投資信託残高に対するポイント変更(4月〜)
- 投資信託購入時に50000円を上限として1%付与を変更(9月〜)
これ以外にも私には影響がありませんでしたが、公共料金、楽天保険へのポイント減もあるようです。
1.500ポイント以上のポイント投資で+1%が変更
これは一見大したことなさそうでした。
税抜100円の買い物に対して11ポイントついていたものが10ポイントになるので10%の減です。
これだと大したことなさそうですね。
ところが上記の例は1%付与の場合ですが、私はお買い物マラソンをやるときは15%ぐらいポイントバックになるため、例えば50,000円のお買い物の場合は、
- 5000円(税金)×15%=750円
分の影響になるようです。
年間5回ぐらいはやってそうなので、年間で4000ポイントぐらいの影響です。
2.500ポイント以上のポイント投資で+1%が変更
一応下記条件を満たせばなんとなく同じになるようです。
-
当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5%
-
当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式)でポイント+0.5%
30,000円以上のポイント投資って、、、
と思っていたところ上記に1ポイントでも含めれば良いとのこと。
投資信託についてはつみたてNisaで毎月33,333円投資しているのでクリア。
米国株式についてもQQQへ毎月30,000円以上投資しているので、クリア。と思いきや、積立投資と買付手数料無料銘柄(QQQは該当)は含まないとのこと。
なので、個人的には+1%→+0.5%に変更です。
3.投資信託残高に対するポイント変更
投資信託残高に対してポイントがもらえるのは正直知りませんでした。
楽天証券で投資している投資信託に対して毎年2000円ぐらいポイントをもらっていたようです。
知らなかったので精神的ダメージはあまりありませんでしたが、年間で2000ポイント減ですね。
4.投資信託購入時に50000円を上限として1%付与を変更
この変更では、毎月500円分のポイントがなくなります。
年間で6000円ですね。
9月以降はクレカ決済の場合は0.2%はもらえ、楽天ペイで購入すると0.5%はもらえるようです。
が、めんどくさそうなのでやらないかな。
1〜4をまとめると年間15,000ポイントぐらい減る感じでしょうか。
そこそこの金額ですね。
楽天ポイントの改悪に至った理由
それにしても昨年の楽天カードの改悪から始まり、改悪ラッシュが続いています。
楽天ポイントでいろんなサービスに顧客を惹きつけていただけに、離れていく人も多くなりそうですね。
最近これだけ改悪ラッシュに至った背景としては、モバイル事業への巨額の出費だと言われています。
決算をのぞいてみました。
モバイル事業の状況です↓
やはりモバイルセグメント単体では大赤字です。
次は全体です↓
楽天市場のECや楽天証券を含むフィンテック事業は好調ですが、それらの利益をモバイルセグメントが吐き出す形で全体としては大きな営業損失となっています。
ポイントを放出している場合じゃないのかもしれませんね。
まとめ
個人的に楽天証券の口座は資産分散のために使用していたので、今回の変更によって他の証券口座へ移管しようと思うほどではありませんが、痛手ではあります。
楽天の懐事情を考えると仕方のないことのようにも思えます。
いずれにしても、これからも楽天の改悪には付き合っていく必要がありそうですね。
じゃ。
資産運用についてHP風にまとめてます→くわにゃんの長期資産運用