春ですね。
新入社員が入ってくる季節です。
新入社員のころは給料をもらえるのが嬉しく、ほとんど友達や同期と飲んだり遊んだりするのにお金を使っていたことを思い出します。
今は投資を始めてだいぶ年数が経ち、お金の特徴も大体わかってきました。
今回は自分が新入社員の時に知っていたら良かったなと思うお金に関することについて書きたいと思います。
新入社員の時に知りたかったお金のこと
投資をしているとあれこれとたくさん言いたくなりますが、今回は2点に的を絞って書きたいと思います。
- 毎月の収入の一部を真っ先に別口座に入れる
- 別口座に貯まったお金を投資する
毎月の収入の一部を真っ先に別口座に入れる
1つ目の毎月の収入を別口座に入れるというのは、給料が入ったら一定額を別口座に移すというものです。
毎月余った金額ではなく、使う前にまず別口座に貯金するというのがポイントですね。
なかなか同じ口座に置いておくと、かなり強力な意志力がない限りは甘い誘惑に誘われて使ってしまいますからね。
私の新入社員のころはほとんど使い切っていました。
なので、自分の意志力とは関係ない形で、先に別口座にうつしてしまうのが良いかと思います。
別口座に貯まったお金を投資する
2つめは、貯まった資金を投資するというもの。
投資には債券投資、不動産投資、株式投資、FXなどいろいろありますが、やはりおすすめはインデックスファンドへの積み立て投資ですね。
何も考えなくてよくて、利益率も十分。
新入社員がどれぐらい貯金しているのかを調べてみました。
以下は2020年春にソニー生命が行ったアンケート結果です。
上のグラフには新入社員の平均貯蓄額が年間45万円、下のグラフには30歳時点の目標貯蓄額が614万円とあります。
これを見ると大体毎月4万円ぐらいであれば貯金ができそうだという実態が見て取れます。
年齢が上がるにつれてキャリアが積み上がっていき給料もUPしていくことを考えると、毎月4万円以上はなんとかなりそうです。
で、毎月4万円を積立投資した場合の複利による資産増加を見てみます。
年利はまぁまぁの5%とちょっと高めの8%の2パターンで計算してみます。
節目ごとの金額をまとめてみます。
年利 | 5% | 8% |
30歳 | 556万 | 647万 |
40歳 | 1,539万 | 2,149万 |
50歳 | 3,141万 | 5,390万 |
60歳 | 5,750万 | 1億2,387万 |
40歳時点を見てみると、毎月4万円積み立てただけで1,500〜2,100万円も貯まります。
こんなにもあればお金に関しては申し分ないですね。
そのまま積み立て投資を続けると60歳時点では、なんと1億円を超えるまでに成長します。
複利の効果恐るべし。
さっきのグラフで複利の効果を再度確認してみます。
年利8%の場合を見ると22〜40歳までの約20年間で約2,000万円、その後40〜60歳までの20年間では1億円(初めの5倍)も増えます。
改めて複利の効果恐るべし。
まったく同じことをしているだけなのに、後半のほうが圧倒的に資産が増加するのが分かります。
この人類最大の発明と言われる複利の効果を得るために重要なのは、時間です。
そして新入社員が最大限に持っているもの、それも時間です。
さらにこの時間の効果を得るためには、積立投資以外は何もしないというのも超重要な戦略だと思います。
投資に関してはいろいろと回り道をしてきた私ですが、上記2点を理解し、実行していると今頃はもっと資産が大きくなっていたことでしょう。
それにしても毎月4万円の積立投資で60歳時点で1億円になる可能性があるってすごいことですね。
じゃ。
資産運用についてHP風にまとめてます→くわにゃんの長期資産運用