5月に入ってから株式相場が大きく崩れましたが、気がつくと5月初めの水準まで戻ってきていました。
私の資産の方は詳しく見てませんが、価格が戻って円安気味になっているので、結局あまり変わっていないものと思われます。
と、5月はそんなお騒がせ相場でしたが、以下の記事に書いたようにQT(量的引き締め)・金利引き上げ・インフレの状況下では株価は下落していくように思います。
これら一連の処置は、買い手が減っていくということなので、水が高いところから低いところに物理的に落ちるように、株価の下落も必然的に起きると思ってます。
で、そんなことを考えていると以下のような記事が目に止まりました。
記事中にバブルが崩壊する際の4ステップというのがありました。
- 主要な指数が極めて売られすぎな水準に低下する
- 相場は一時的に上昇する
- 相場の反発が持続するか確認するために再び安値を試す
- 短期間に下落銘柄数と比べて上昇銘柄数が極めて多くなる
現状の相場はバブルが崩壊中で、今はステップ1を経て、ステップ2の途中だとありました。
個人的にはまだステップ1すら達成してないように思いますが、とにかく今の上昇はこの記事と同じように一時的な反発だと思っています。
チャートを覗いてみましょう。
上記はVTIの週足チャートですが、ボリンジャーバンドの-1σで頭を抑えられています。
仮に上昇しても今度はセンターラインがあり、まだまだ一時的な反発上昇の範囲内です。
んで、そんなことを考えていると、投資資金が大きくなった今となっては、
- この戻り上昇局面で利確した方が良いのか?
- 積立投資を一時的にストップする?
- 下落したらレバナスに投資?
- 大きく下落したら損失も大きくなりそうだ
などなどのいろんな考えが浮かび上がってきます。
積立投資期間の途中で起きる下落局面というのは将来的に大きな利益になる可能性が高いというのは頭ではわかっているものの、積立投資を継続するっていうのは意外と難しいものです。
といっても、積立投資は自動設定で毎月投資されるので、積立投資を継続するには
「何もしない」
ってだけですが。
私の積立投資は2018年6月に始めたので、ちょうど4年間が経過しました。
仕事を辞めるであろう60歳までにはあと20年もあります。
今後の相場がどのように動くかは分かりませんが、実際のチャートを使って積立投資をイメージしてみます。
上記チャートはVTIの2001年以降のチャートです。
仮に2001年から4年間積立投資をしたとすると左端の赤丸の期間のイメージです。
それ以降はリーマンショックやらコロナショックが20年のうちに起きました。
この時期から投資した人は、2009年のリーマンショックでは一時的に大変な損失になりましたが、その時も損失を許容しながら積立投資を継続できた人は、今や大きな利益になっています。
今の自分の4年間の投資なんて上記チャートの赤丸部分ぐらいなもので、まだまだ積立投資が始まったばかりです。
なので、たかが4年程度の積立投資で得た利益は、投資期間中のアップダウンで生じたただの幻に過ぎず、それが無くなろうがあまり気にすることでもないように思います。
というわけで、今の相場でやることは積立投資の継続です。
じゃ。