人はよく目に見えるもので良い悪いを判断をしがちです。
なぜなら比較対象として分かりやすいから。
例えば資産運用をしていると資産の額ばかりに目が行ってしまいます。
見知らぬネット上の誰々はFIREした。
一方自分は。。。
よく知らない他人と比較して意味なく凹んでみたりなんてことはよくあることだと思います。
また資産運用によってお金が増えても、お金は結局は道具なので使わないと意味がないという議論もよくされますね。
私自身社会人になってからかれこれ15年以上投資をしていますが、はたしてゴールはどこなのか?と悩むことがありました。
確かにお金は道具なので使わないと意味がないとは頭では分かっていながらも、そんなに欲しいものがポンポン出てくるわけでもないのが事実で、正直今の生活ができれば十分満足だと思っています。
となるとやはり投資のゴールはどこなんだ?と。
そんな中、最近本を読んでいて、投資をすることで「見えない富が増える」という考えがあることを知りました。
投資で得られる見えない富とは
- 将来に対する金銭的な不安がなくなる
- 仕事を自由に選べる
- 仕事をいつまでするか決められる
といった類のものです。
投資で資産が大きくなればなるほど人生の選択肢は広がり、将来に対する安心感が得られるというメリットがあります。
また例え資産の額が大きくなくても、しっかりと資産を管理できるようになれば、人生を自分でコントロールできるという感覚がうまれるようになります。
これも人生の幸福度を上げる上で重要なことだと思います。
資産の管理には、
- 支出を抑えること
- 欲望を適切に抑えること
- 余剰資金を投資すること
などが含まれます。
特に欲望を適切に抑えることというのは、人それぞれの価値観があるので、自分にとって大切なものを適切な量で、適切な価格のものを所有するというのが大切だと思います。
よくないのは他人と比較したり優越感を得るために、欲望に任せて支出を増やすこと。
これをやりだすと欲望は暴走し、いつまでたっても幸福度は上がりませんし、資産も増えません。
さらにこれらの一連のスキルが身につき、自分の資産をコントロールしているという感覚になると、「3年で○億円を達成する投資術」などという情報にも惑わされなくなります。
なぜなら自分の資産を管理できている自信があれば、それ以上余分なことをする必要がないと思えるようになるからです。
この自分で資産を管理できるというスキルは間違いなく「目に見えない富」です。
さらに仕事についても同様のことが言えます。
仕事をやりはじめたばかりのころは当然スキルがないため、上司の指示のもと仕事をしていく必要があります。
優秀な上司のもとで仕事ができると良いですが、無能な上司がついた場合は大変ですね。
ストレスMAXです。
一方仕事のスキルがついてくるとある程度のことは自分で決められるようになります。
- 仕事の進めかた
- 業務時間の管理
- 仕事の配分 などなど
こうなると比較的仕事のストレスは少なく成ります。
自分でコントロールできる状態になると人はストレスが軽減されるようです。
さらに仕事のスキルがついてくると、たとえ仕事で嫌なことがあり辞めてしまったとしても、転職先なんてすぐに見つかるだろうという自信がついてきます。
そうなると、怖いものも無くなってくるように思います。
こう考えると仕事のスキルというのも「目に見えない富」と言えますね。
「目に見えない富」が蓄積されてくると、自分で人生をコントロールできるという自信が湧いてくるように思います。
仕事で大変なことがあると、「何で自分だけが」と思うこともありますが、「俺は目に見えない富を蓄えてるんだ」と思えると少しは気が楽になるかもしれませんね。
というわけで資産の額だけに一喜一憂するのとは少しだけ距離を取り、「目に見えない富」を拡大することに重点をおけば人生の幸福度はUPするのではないかと思います。
そしてそうすることで結果的に目に見える富も増えていくのかもしれません。
じゃ。
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