私はGoogleのサービスを利用し始めてから、かれこれ20年ほど経ちました。
まずはGmailから使い始め、その後AndroidやGoogleフォト、Googledriveなどいろんなサービスを使用しています。
Googleの便利なサービスをいろいろと利用しているものの、よく考えてみるとこれまでGoogleにお金を払ったことがなく、すべて無料で使い続けてきていました。
ところが2021年5月でGoogleの容量無制限サービスはなくなり、15GB以上は有料化されることとなりました。
なんとか無料で乗り切りたいと思っていましたが、とうとう先日容量オーバーとなり私もGoogleに課金する運びとなりました。
今回はそんなお話です。
Googleへの課金を個人目線で考えてみる
Googleフォトって便利ですよね。
いつから使い始めたのかわかりませんが、結構長い間使っています。
データがクラウドに保存されているので、スマホを変えてもデータを移す必要もなく、ログインすればすぐに使うことができます。
さらに家族での写真共有が簡単であったり、自動でアルバム編集をしてくれたり。
気がつけばどっぷりとつかっていました。
そんな中突然の有料化。
なんとか課金は避けようとGmailの不要メールや写真を整理して逃れていましたが、とうとうどうしようもなくなり、100GBプランへ課金することになりました。
100GBで毎月250円、サービスの質を考えると安いものです。
ところが、私はMicrosoftのクラウドサービスも利用しています。
年間で12,984円。
これには1TBのOnedriveの他、Office全部(Word、Excel、PowerPoint・・・)がついてこの値段です。
これと比較するとGoogleの100GBで年間3000円というのは高い気がしますね。
Googleへの課金を株主目線で考えてみる
さて続いては株主目線でGoogleの課金を見てみましょう。
私はGoogleの個別株、VTI、QQQを通してGoogleへ投資しており、計算してみると約150万円強ぐらいの金額でした。
Googleのサービスを見てみましょう↓
100GBプランが一番割高なのがわかります。
無料で使える15GBプランは数年使っていると自然と使い切ってしまい、ゆくゆくは有料プランへと移行することが目に見えています。
便利で無料なので気軽に使い始め、気がつくとそのサービスから離れられなくなり容量オーバーで課金。
そして上記のプラン設定。
なかなか上手いビジネスモデルですね。
さぞかし儲けていることでしょう。
さてGoogleのクラウド部門の売上と利益を見てみましょう。
2020年 | 2021年 | 前年比 | |
売上 | 1兆7,760億円 | 2兆6,120億円 | 47% |
1ドル136円換算して表記しました。
驚異的な売上ですね。
2020年と比較して47%も成長しています。
続いては利益。
2020年 | 2021年 | |
利益 | -7,625億円 | -4,214億円 |
なんと赤字です。。
2020年と比較すると赤字幅は縮小しているものの、2022年四半期決算では赤字が拡大しています。
ちなみに、AmazonやMicrosoftはクラウド部門によって巨額の利益を上げていますが、Googleのクラウド部門はまだ黒字になったことがありません。
しかしながら経営陣からはクラウドについてこんな前向きなメッセージが出ています↓
「クラウドについては、引き続き強力な勢いと大きな市場機会を見ており、そしてこれはまだ変革の初期段階のように感じている。大小さまざまな顧客との対話が絶え間なく続いており、まさにその旅路に出発しようとしているところである。よって、この先には大きなチャンスがあると言える」
ということで、Googleクラウドの黒字化のために課金していきましょうか。。
じゃ。
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