本日9年間使い続けた愛車を手放すことになりました。
理由は故障が多くなってきたからです。
毎年1度はどこかが故障し、年間20万円程度の修理費がかかっていました。
先日故障のたびに持っていくBMWのディーラーの方にも
「お客様の車は新車時から13年経つので、弊社のサービスマンでも修理できる腕を持ったものが限られてきまして・・・」
と、暗に買い替えを勧められました。
「サービスマンもうちょっと頑張ってよ」と心の中では思いながらも、そろそろかなぁとは思っていました。
そして先日エンジンから少し異音がしたので、エンジンオイルのチェックを行ったところ、オイルをチェックするセンサーが作動せず、故障していることがわかりました。
そもそもうちの車はオイルがよく無くなる現象が起きており、ディーラーで修理を試みたものの、
「おそらくオイルを少しずつ燃焼しながら走っており、修理することができない」と。
というわけで、1〜2ヶ月に1回程度はオイルを注入し乗り繋いでいました。
そのオイルセンサーが作動しないということは、オイルの追い注入のタイミングが分からず、いつエンジンが行っちゃうかわからないということです。
そして車の寿命が平均13年ぐらいという情報もあり、もう修理するのはやめようかと家族会議で決定しました。
思い返すこと9年前、都会に住んでいるにも関わらず車を買ったのは、産まれたばかりの長男を自然と触れ合えるところに車で連れて行ってあげたいという思いからでした。
当時BMWのディーラーから中古車を買いました。
価格は日本車と比較してもそんなに高くなかったにもかかわらず、見た目は高級感があり、「こんな高級車に乗れるんだぁ〜」と田舎育ちの夫婦が感動したのは遠い昔のことです。
それから娘も産まれ、保育園の送り迎えを8年間、その他にも海に行ったり山に行ったり、お寺に行ったり動物園に行ったり、いろんなところへと連れて行ってくれました。
結局9年間無事故でこれたことには感謝しかありません。
でも先ほど書いたように度重なる故障もありました。
大きなものでは、ブレーキパッドが全くなくなり、ディスクローターを直接ブレーキに使っていることがありました。
この時の修理代はなかなかのもので20万オーバーでした。
BMWの修理明細を見ると「鉄板ブレーキの為」と新たな用語を作ってくださったようです。
飛び散ったディスクローターのカスが白いBMWにうっすらと錆として今も残り続けています。
さらに今年の初めにはエンジンから異音が聞こえ、緊急停止し、初のレッカー移動という体験も味わうことができました。
実はこの時も愛車とお別れすることを覚悟し、記念撮影をして見送りました。
が、奇跡的に10万円程度の修理費。
これまでのBMW様の請求からすると、ウソのように安い金額でした。
また、無料でレッカー移動をしてくれたソニー損保さんには感謝しかありません。
この場を借りて御礼申し上げます。
そして、コンビニに止めているBMWの丸いエンブレムのところにガムがべっとりと着けられるという事件にも会いました。
まさにこんな状況↑。
とりあえず家に帰ってから駐車場でよくみてみると、ガムを着けられたワケではなく、エンブレムが外れ落ちて、その裏側についていた接着剤が見えていることに気づきました。
そして駐車場の下を見回すと、BMWのエンブレムが金の斧のごとくキラめいていました。
「それ、私のです」と神様から取り返し、アロンアルファで取り付け、事なきを得ました。
つらつらと思い出話を書きましたが、今日がお別れです。
これから家族で車を綺麗にして、記念撮影を行い、手放してきます。
損か得かという金銭面だけを考えると、正直都会では車がなくても生活できます。
しかし、人生それだけを考えていても味気ないものとなるし、少々無駄だと思うことにお金を使うことも人生を彩る上で大切かなと思います。
Die with zeroとまでは思いませんが、ある程度はそいう考え方も大事かもね。
じゃ。
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